世間の人がどう思っているか分かりませんが、警備業界というのは実は成長産業の業界でもあるのです。警備業者数は過去から現在に至るまで年々増加しているのです。国内の治安に関する関心が高まり、警備会社へ仕事を依頼する件数が増えているのが原因だと思います。仕事の依頼件数が増えるのに人を手配するのが追い付かない為に人手不足になっているのもまた問題になっていたりします。
年々増える警備業社
警備業界は実は成長産業でもあるのです。
過去10年見ても、警備会社件数は増え続けてきました。
当然廃業になった警備会社もありますが、それを差し引いても新しく生まれる警備会社の方が多いのです。
年間数百件程度ですが、新たに会社を興す件数が多いという事です。
これも世間の治安が年々悪くなり、警備会社に仕事を頼む企業が増えているという事なのだと思います。
また工事現場などに警備員を配置する必要性から、交通誘導警備員の配置が必要となっているのも会社が増える要因だと思います。
施設警備業務よりも交通誘導警備業務を扱う会社の方が多い事からもそう読み取れます。
交通誘導警備の業者数が多いのは、仕事の依頼件数も多く配置させる警備員も少ないのが現状ですが、それならば大きな会社が多くの警備員を抱えて物件もたくさん管理すれば良いのにと思うのですが実際はそうではない様です。
人の手配が追い付かない
警備業界は昔から人手不足です。
その理由に成長産業であり、警備会社が次から次へと生まれ採用させる警備員が追い付いていないという点もあるかと思います。
多くの現場が常に人手が足りず働いている警備員さんが無理しながら働いている現場も少なくありません。
会社が増えるスピードに採用する人材が追い付かないのは、成長産業としては良い事ですがそこで働く人にとってはブラックな環境となっているので何とかして欲しい所ですね。
人が足りない現場は一人当たりの仕事量が増え、その仕事に耐えられない人が新たに入社した人が来たタイミングで抜け、結果的に増員できていない事で負担は解消されません。
そんな事を繰り返している現場をいくつか見てきました。
警備会社としては新しい物件の契約をし、人を入れようと求人を出してもそもそも賃金が高くないので直ぐには人が集まらない状況になっていたりします。
安全というクライアントからしたら形として評価を得る事が難しいサービスなので、そこに大きな経費をかける事が出来ないので、契約金もそこまで高くありません。
結果的にそこで働く警備員さんの給料に反映できないので、求人の賃金も低くなるのです。
そんないつ来るか分からない人に頼っている事でいつまでも人手不足が解消しないと思われていた所、近年人に頼らなくても人手不足が解消するかもしれない手段が現れました。
人に頼らない時代が来るのか
近年AI化やドローンなど技術的な面で人にとって代わる仕事が増えてきました。
警備業界も例に漏れず、まだ一部の警備会社、一部の現場限定ですが人に頼らない業務を実施する様になってきています。
もしこれが今後もっと多くの警備会社が採用する様になり、安定して警備業務が実施できる様になれば人手不足も解消し、警備業界としても更に需要も増えるかもしれません。
これまでポンコツ警備員に仕事を頼むのは頼りない、と思われていた現場も仕事を正確にさらに失敗する事無くこなしてくれる機械なら安心して任せられると思う企業も居るかもしれません。
機械を管理する人は必要かもしれませんが、そこまで人が必要で無くなればポンコツ警備員でなく警備会社側もちゃんと仕事の出来る人を選任するほど余裕が生まれているかもしれません。
一つ心配なのはそんな日がやってきたら、これまで警備業界があったから仕事にありつけていたという人が警備業界ですら雇ってくれなくなった、となり行き場を無くしてしまうかもしれないという事です。
まあ自分もそこに入っているかもしれないので他人事ではないのですがね。


