施設警備の現場で夜間巡回をしてきて、基本的に夜中の館内は暑いという共通点があります。多くの施設では夜の時間はみな帰宅し、人が居なくなるからです。そんな人のいなくなった夜間では、空調を入れておく必要もないので、夜間の巡回時はすっかり熱くなった館内を巡回する事になるのです。しかし、現場によっては夜間であっても館内が涼しい場合もあるのです。
夜間の館内は暑い
多くの施設警備の現場では、夜の時間になると施設の運営も終了し、来客も無くなれば従業員も帰宅します。
昼の時間は、今の様な夏の暑い時期では館内に空調が入っていて快適な空間になっており、警備員も巡回時などにその恩恵に預かる事が出来るのです。
しかし、夜の時間になれば人もいなくなり、館内に空調を入れておく必要もなくなるので、夜間は基本的に空調は切られた状態になるのです。
そんな空調が切られた館内でも、施設警備員は残って建物を管理しています。
そして、その空調の切れた館内を夜間巡回として見回るのです。
この状態での巡回は現場にもよりますが、冬の時期でも汗が出るほどなので、夏の時期ともなればそれは相当大変な業務になるのです。
夜間でも館内が涼しい時
特に商業施設の頃は、夜間で暑い館内に加えて巡回に掛かる時間が3時間はあったので、1回の夜間巡回で制服は汗でびっしょりになりました。
しかし、施設警備の現場がすべてこの様な状態になるわけではなく、ラクな現場と言われる様な所では、汗一つ掻かない様な夜間巡回もあったりします。
そんな夜間巡回ですが、今の現場では夜間になるとやはり空調が切れてしまいます。
比較的楽な現場ではあるのですが、さすがに空調が切れている状態では、歩いているだけでもジンワリと汗を掻いてしまいますね。
夜間になれば空調も切れてしまうこの現場ですが、実は日によっては夜間であっても館内が若干涼しい時があるのです。
それは
「残留者が遅くまでいた事で、部屋の涼しさが残っている時」
があるのです。
残留者が遅くまで仕事をしていると、その部屋の空調が遅くまで入っているので、従業員が帰った後でも警備員が巡回で見回る様な時間になっても部屋が涼しいのです。
この状況に似た施設警備の現場は他にもあるのではないでしょうか。
これは冬の時期でも同じ様な事があるのですが、夏でも冬でも遅くまで空調が入ったいた部屋は、警備員にとって夜間巡回の時のオアシスでもあります。
長時間その部屋に留まるわけにはいきませんが、立ち止まって一息入れるくらいは留まれます。
まあ、遅くまで空調が入っている部屋がいつも同じ部屋とは限りませんが、比較的残留する部署は決まっているので、巡回時はその部屋にたどり着くのが楽しみになったりもします。
また狭い通路のエリアなどは、共用の廊下でさえ涼しさが残っている時もあるので、快適な夜間巡回をする事が出来るのです。
施設警備の現場ごとで異なる
この様に施設の現場によって、夜間巡回の快適さがかなり異なります。
夜間巡回に掛かる時間が長いか短いかで、汗を掻く量も変わりますし、残留者がいるかどうかでも夜間巡回時に快適な巡回になるかという違いがあります。
夜間巡回は基本的に周りに人がいないので、業務に集中出来るのですが、周りの環境が少し違うだけで集中力に影響が出るほどキツクなる場合もあるのです。
施設警備員として夜間巡回を色々な現場でおこなってきましたが、一番理想的な夜間巡回というのはやはり
「夜中であっても空調が効いている施設」
これに尽きると思います。
いくら3時間の巡回でも、いくら一晩で何度も見回りに行く様な現場でも、空調がしっかり効いていれさえすれば、快適な夜間巡回になると思われます。
あり得ない事だと思いますが、もし夜中の時間でもずっと空調が効いている様な現場があるのだとしたら、そこで働いてみたいですね。