巡回時に残留者がいない通路は真っ暗だった

昨晩の建物内の巡回に行った時、今日は建物内に人がいないんだなと改めて思い知らされました。通常、巡回時に残留者がいる場合だと通路の人感センサーが少し前に通過したであろう名残で照明が暫く付きぱっなしになっています。しかし昨晩はいつもついているはずのセンサー照明が消えており、この通路を人がほとんど通っていない事を示していました。

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人感センサーでの照明の点灯時間は、正確な時間は分かりませんが数分で消えるものではないと思います。

平日など人の往来が多い時間帯だと、目の前に人がいなくても廊下の電気はついています。

その為に、電気が付いている=(イコール)残留者が近くにいる、もしくはこの辺りを通った、となります。

その時間帯に巡回に行く時はほぼ電気が付いているので、残留者がいるであろう・・というのも当たり前になっており、実際近くの部屋は電気がついていて人影も見えます。

そんな中、先日の巡回時は休日という事も有り人が殆どいませんでした。

それでも大抵は一人二人位は部屋にいる事も有り、それに合わせて廊下の電気もついている事が多いのです。

しかし昨夜は違っていました。

いつもの廊下に来た時に

「あれ、電気がついていない。今日は残留者がいなのか・・」

と、異変に気付いたのです。

いつもと違うという事に気が付くのは警備員にとって重要な事です。

日々同じ建物を歩いている時、「いつもと違う!」という事に気が付ける様な注意を払って巡回する・・というのは巡回の基本です。

何も考えずにただボーッと歩いて、さっさと警備室に戻ろう‥と言う様な考えで巡回してはいけません。

巡回は基本的に一人で見回る事が多いので、ただ歩いてきただけで異常なし・・というごまかす事も出来てしまいます。

毎日異常がないのだから今日も異常はないだろう‥と言う考えでいい加減な巡回をしていると、いざ何か異変があった時にそれに気づく事が出来ません。

毎日同じところを回る警備員はそういった考えに陥りがちです。

なので

「異常を見つける為に見回っているんだ」

という思考で巡回すると日々の変化にも気づける様になると思います。

ウチの現場ではそういった思考で見回っている隊員は私以外にも少なからずいますね。

いい加減に回っている隊員と、注意を払って見回っている隊員とを見分けるのには巡回後に

「あそこのエリアの〇〇がどうだった・・」

という話を振ると一発で分かります。

このパターンでまともに巡回している隊員は2,3人でした。

残りの隊員が全くダメ、というわけではありません。彼らなりに注意を払って見ている箇所もあるのでまあ70点ぐらいの評価の巡回レベルになると思います。

この現場では70点なら及第点なので、10年以上この現場の経験があっても70点なら良しとしています。(まあ、諦めているとも言えますが・・)

巡回は毎日同じことの繰り返しですが、気を抜くことなく変化に注意しながら見回りましょう。

 

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