責任者が常にいないと回らないという現場はダメだ

先日隊員との話の中で他の現場に居た時に、責任者だからという事であらゆる仕事の管理をさせられていた・・「責任者がやる仕事だから、私たち一般隊員では対応できません」と言われて他の隊員は協力しなかったようです。これでは彼は一日も休みを取ることは出来ませんよね。そんな事でよく現場が回っていたと思います。

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その彼もほぼ現場の一室で寝泊まりして、対応していたようです。

施設の休みの日に合わせて休む事も出来ていたようですが、私だったらそんな現場は逃げ出していると思います。

現場の隊員も会社も協力しない、なんて職場環境悪すぎですよね。

あ!ある意味今の現場もそれに近い状況かもしれませんね・・。

まあここは全く協力しない隊員ばかりではないのでまだ救いはありますが、彼が体験してきた様な現場は会社が現場の環境をしっかり把握して業務の役割を見直さなければいけないと思います。

現場の責任者がいないと仕事が回らないなんて、それなら他の隊員は何の為に居るんだ?という事になってしまいます。

人数合わせのポスト要員ではないのですから・・現場に居る隊員一人一人が、その日に入っている隊員が責任者として勤務しなければいけませんよね。

それを統括するのが会社から任命された隊長であり、責任者だと私は思います。

隊長しか出来ないような仕事は、せいぜいクライアントとの折衝や緊急時の現場対応指示位ではないかと思っています。

緊急時にしても隊長が休みの日に発生したらその日に出勤している警備員がやるしかないわけで、それを憂慮して責任者が帰宅せずに現場の部屋に待機するのではなく、責任者が休みの日でも対応できるように隊員を指導するのが先ではないでしょうか。

私は休日に対応の判断を求めてくる電話が鳴るのが嫌で、その日の現場に居る隊員で対応できるように指導しました。

今では休みの日に電話が鳴る事は殆どなく、後日出勤した時に事後報告として引継ぎをしています。

この様に、自分の現場の環境がスムーズに回る為にはどうしたらよいか・・と考えて指導するのが責任者の仕事だと思います。

これがうまく行くと、現場の隊員一人一人に仕事に対する責任感が少しづつ生まれ、現場の隊の質の向上にもつながると思います。

現場の隊員が10人いたら、2,3人でもそう思ってくれたら良い・・と思いながら指導しています。

 

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