先日、営業所の人が現場へ来たことがあり少しお話をしました。警備員さんの人事に関する事だったのですが、おかしな警備員について話をしました。おかしな警備員とはどんな警備員なのでしょうか。
おかしな警備員とはどんな人
警備員は基本おかしな人だらけであると思います。
自分も含めて、警備員になる様な人は余程どこからか流れてきた人が多いので、一筋縄ではいかない人が多いです。
おかしな警備員とは主に
「普通の会社や社会などからはみ出してしまう様な人さしています」
しかし、それは犯罪者を差している訳ではありません。そもそも犯罪を犯してしまう様な人は警備員になれませんからね。
中には比較的まともな人もいますが、私は警備業を始めて「こんな人存在するんだ」という衝撃を受けた人に出会ってきました。
何十年と生きて来て、今まで出会った事の無い様な人に出会うとは「警備業界は底が見えない」と感じました。
そのおかしな人ですが、先日営業の人と話した限り出てきた人物は、私の中では許容の範囲内でした。
人とは少し違って面はありますが、今まで過去一・・と言うほどでもありません。
多少、清潔感は無くても人と上手に会話が出来なくても、過去に出会ったとんでもない警備員よりはまともだと思います。
現場ごとでおかしな警備員は変わる
過去勤務してきた現場で、おかしな警備員は必ず一人はいましたが、現場によっておかしなタイプも変わりました。
商業施設ではセツビオタクともいえるような、警備員なのに設備に関した報告しかしない警備員がいました。
それなら設備の仕事に就けばいいのでは、とみんなで話していましたが、人付き合いや、仕事の段取りも非常に悪くとても設備本業でもやっていけ無さそうな人でした。
まあ、だから警備業に流れて来たのだと思いますが・・。
また他所の現場では、委託する警備会社が変わってもその現場の仕事がしたかったようで、退職して新しく委託した警備会社に入社した警備員もいました。
それはもう、警備員の仕事がしたいのではなく、そこの現場が快適過ぎてそこに居続けたいだけの、会社に対する責任も忠誠も何もないと言っている様なものですね。
ちなみにのその警備員は、施設警備員としての知識はとても褒められるようなものではありませんでした。
そこの現場の環境に合わせておかしな警備員はかわる、のだと思いました。
おかしな警備員は必要である
しかし、そのおかしな警備員というのは現場には必要なのです。
いくら現場の隊員さん達に迷惑を掛ける事になるとしても、隊長としてたくさんの隊員さん達から苦情が出たとしても
たとえば私の中で一定の基準を越えない限りは現場には必要なんだと思う様になりました。
それは
「隊員全員の反面教師として」
です。警備員という人たちは非常に癖のある人たちの集まりです。
考え方も性格も非常に、世間から外れている場合があります。
そんな正解のない様な現場で、極端に不正解なタイプの人間が必要な時があります。
「あれって絶対に間違っているよね」
という誰が見てもおかしいという人物がいると、自分を正しい方向へ導く事が出来るのです。
最終的に、そのおかしい警備員さんも正せるようになると良いのですが、過去そのおかしい人は正せる前に異動するか、退職してしまいます。
こちらとしては、皆が反面教師と見ていながら本人も正そうと努力しますが、残念な結果になってしまいます。
今まで何十年としてきた自分の行動は中々直らないのでしょうか。
しかしそのかれのおかげで、他の警備員さんは正しい行動がとれるようになるので彼のしてきた行動は無駄にはなっていません。
現場の隊員さん全員が正しい行動がとれるようになり、また反面教師になった隊員さんもまともになる・・。
これが一番の理想なのですが。