施設警備に限らず警備員は立ちっ放しの業務の多い仕事です。しかし、いつも座りっ放しのラクな現場の仕事に慣れてしまうと、警備員が経ち仕事だという事を忘れそうになります。こんな事ではまた別の現場へ異動した時、立ち仕事の勤務時間の長い現場へ行った時、役に立たないかもしれませんね。
警備員は立ち仕事が多い
施設警備に限らず、警備員という仕事は立ちっ放しの業務が多いです。
交通誘導警備員さんは常に外で車両や歩行者の安全を確認する為、立って誘導する事が多いです。
まあ中にはパラソルの影で、パイプ椅子に座って業務をする警備員さんも見かけますがね。
そして施設警備員は、出入管理や施設の出入り口などでお客様を迎える為に立哨ししている事が多いです。
業務時間の多くの時間を立哨業務という立ちっ放しの仕事をするのが警備員、という印象があります。
実際、過去の現場でも立哨業務の無い現場はありませんでしたし、警備員の仕事は立ってするもの、という認識さえありました。
しかし、配属した現場先が楽でヒマな現場で、立哨業務が殆ど無い様な職場へ行き「こんな職場もあるのか!」と驚いたものです。
ラクな現場では座りっ放し
ラクな現場という定義は個人の印象によるものなので「これ」という業務の内容を説明する事は出来ません。
少なくとも今回のお話で云えば
「立哨業務が殆ど無い現場」
という事になります。
色々な現場で業務をしてきて、未だに「立哨業務が全くない」という現場には巡り合っていません。
しかし、立哨が殆ど無いという現場での勤務はあります。
勤務中、立哨時間は1時間
この現場は個人的には「ラクな現場」という認識でいます。
警備員として立哨業務が1時間しかないのであれば、十分楽な現場といえると思います。
立哨時間が1時間しかないという事はそれ以外の時間は、巡回か座哨での出入管理業務です。
立哨ではない勤務なので、座哨になるのは当然ですが、施設警備員で座哨業務がある、というのも多くの施設警備の現場でも珍しい、といえるのでしょうかね。
警備員としての業務の大半が座哨での業務を経験していると、経験上間違いなく後で苦労する事になります。
常に座りっ放しになるので、立哨業務を経て足腰が強くなる、という経験は全く出来ません。
過去に立哨業務ばかりだった時に鍛えられた足腰は、もはや鍛えられる前の状態に戻っていると思います。
いや、それ以上に今までこれほど座って仕事をした事が無い、というほど座りっ放しな状態です。
これほど軟弱になった足腰で、もし別の現場へ異動する事になったら、余りにものギャップを考えただけでも恐ろしいですね。
ラクな現場からの異動は大変
ラクな現場での仕事はあまり長く続けるものではありません。
そう、その現場で退職するまでずっと勤務するのであれば良いですが、警備会社は永遠に存続するものでは無いですし、何が原因で退職するか分かりません。
会社に所属し続けても、異動がないとも限りません。
いつか異動した先の現場が、今とは正反対のハードな現場だってあり得るのです。
経験上、キツイ現場を体験しているので、普通の現場がどのくらいキツいのかは分かっています。
しかし、キツい現場経験のない警備員さんの場合、キツさの余りもしかしたら退職してしまうかもしれません。
今の現場でも、ラクな現場経験しかない警備員さんもいるので、最悪そうならないとも限りませんね。
施設警備員の仕事は、本来は立哨業務も何時間とあり、出入管理業務をどこでも座哨対応で出来るわけではない、という事を知っておく事が重要です。
そういう意味では「ラクな現場で働ける」という事がどれだけ恵まれているのか、と感謝して働くべきだと思うのです。