施設警備員は建物の中で快適に働けるなんて思っている人は、施設警備の経験の無い人か経験の浅い人だと思います。施設とは言えバリバリ外の勤務だったり、酷いと建物の中なのに外とほとんど変わらない環境の現場もあります。そんな現場で暑がりや寒がりな人は、警備員には向かないかもしれません。
施設警備の現場は快適とは限らない
ここでも良くお話ししますが、施設警備だからと言って快適な建物内の仕事とは限りません。
私が経験してきた商業施設でも、お客様にとっては良い環境だからと言って、警備員にも良い環境とは言い切れません。
確かに、店内を巡回している時の館内の温度は、来店されたお客様が快適に過ごせるよう設定されていますが、それ以外の駐車場や、後方通路などは空調が入っていない場合が多いです。
警備員はその空調の入っていないエリアも巡回するので、汗だくになったりガタガタ震えながら見回るのです。
そんな時、体質の事なので個人差があるのは仕方がないですが、暑がりの人や寒がりの人など、極度な体質の人は警備員の仕事には向いていないかもしれません。
警備員の仕事は普通の事務仕事とは違い、どちらかというと外の仕事と変わらないと考えた方が良いでしょう。
そして、暑がりの人と寒がりの人、この両者に弱い人は一番警備員に向いていないと思います。
警備員の仕事は夏は暑く冬は寒い、という状況が多いです。
これは、施設警備員でも同じです。
よく夏になれば「暑い暑い」と呪文の様に言っている隊員がいますが、夏は暑いという事は誰でも分かっているので「いちいち紹介してくれなくても良い」と毎回うんざりします。
そして、今度は冬になれば「寒い寒い」とまた同じように唱えるのです。
しかし、この暑さや寒さ両方に耐性の無い人もいるのです。
建物の中なのに制服が汗でビッショリ
冬の寒さには慣れているが、夏の暑さには耐えられない。
こういった暑がりな人は、他の人よりも汗っかきであったりします。
他の警備員さんはそこまで制服をかいていないのに、暑がりの隊員さんだけはシャワーでも浴びたかのように制服がびしょ濡れです。
これは瘦せているとか太っているなど関係ありません。
かつて、太っているわけではない隊員さんで、夏になると制帽からしたたり落ちるほどの汗を掻いていました。
そうかと思えば、体重が100キロ以上はあろうかという隊員さんが殆ど汗を掻かなかったり。
こういった体質の人は、勤務場所が建物の中であろうと外であろうと関係無い様です。
まあ、外で直射日光を浴びる仕事の方が顕著と言えばそうですが。
施設警備用の防寒着の貧弱さ
施設警備にも防寒着はあります。
建物の中の勤務が多いですが、それでも外での勤務の場合もあるので、その時の為に防寒着が用意されています。
しかし、この防寒着は一時的な防寒の様で、長時間の外での勤務には不向きです。
施設警備員は外周巡回もあるのでその時に着用しますが、これでは我慢できない寒がりな人もいます。
そういう人は、制服の下にヒートテックなどのインナーを着用して少しでも暖かくして巡回へ行っているようです。
私もヒートテックの下着は着用しますが、冬の期間ずっとではなく本当に寒いと感じた日だけです。
私は寒いのは人より強い方なので、ヒートテックを着るのは年に数回だけです。
しかし、本当の寒がりな人は秋が過ぎたらもう身に着けているようで
「秋でもう着ていたら冬になったらどうするんだろ」
とある意味興味がわきます。
これら、暑がりの人や寒がりの人色々いますが、
「暑がりでもあり寒がりでもある」
とい人はこの両極端な環境の仕事についていけるのでしょうか。
警備員は意外と過酷な仕事です。
業務内容はそこまでキツくなくても、自然の厳しさについて行く方が大変です。
「屋内で快適な仕事」
というキャチコピーに騙されない様、気を付けて欲しいですね。