警備員とお客様の体感温度の違い

警備員に限らず建物内で働くすべての労働者に当てはまると思いますが、空調の効き目が弱いと感じませんか。外から見えるお客様は涼しいと感じても、ずっと建物内にいて動き回っている労働者にとっては涼しいとは感じないのです。

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建物内で動き回る警備員

今の現場では空調の効き目が弱いと感じています。

来客が特に多い現場ではないのですが、節電や省エネの為か空調の設定温度が明らかに高めです。

 

ここではそれほど歩き回る事は無いので、よその警備員さんよりは汗を掻く事は無いと思いますが、効き目の悪い現場ではただ立哨しているだけで汗が出てきてしまいます。

ただ立っているだけで汗が出るなんて、日が当たらないだけで外にいるのと同じか、と思うほどです。

 

通常、警備員は建物内を巡回しており、常に動き回っています。

ここの現場でなく商業施設などでは、あまり涼しいと感じない店内を図って歩き回ったり、駐車場などの外へも出るので歩いているだけで汗ばむ事が多々ありました。

 

歩いているだけで汗ばむという事は、来店されているお客様ももしかしたら暑いと感じていたのかもしれませんね。

全てのお店がそうとは限りませんが、あまり空調の効き目が悪い店舗はそれだけで来客が減りそうな感じがしてしまいます。

建物内で熱中症になる

当時、商業施設で勤務している時、巡回終わりには必ず水分補給するようにしていました。

また隊員同士でも声を掛け合って気を付けていたものです。

 

東日本大震災で全国的に節電しよう、という声が大きくなりエレベーターを半分止めたり、エアコンの稼働時間を短くしたりとクライアント側は様々な節電を試みていました。

その際に空調も明らかに設定温度が上がり、館内が暑く感じるようになったのを覚えています。

 

そんな中、警備員が日々勤務していると巡回後にはのども乾き、汗もいつも以上にかいていました。

 

「こんな状態が続けばいつか建物内で熱中症になってしまうかも」

 

と笑い話のような話ですが本当にしていました。

幸い、警備員の中ではだれも熱中症になった者は誰もいませんでしたが、どこかのテナントではいたような気がします。

 

建物内で熱中症になるなんてビックリですよね。

まあ、熱中症の条件さえ満たせば、屋外だろうが屋内だろうが発症するようなので、中だからと安心はできません。

汗は搔いた分だけ水分補給するよう心掛ける事が重要ですね。

誰のための空調か

館内が涼しいのはお客様の為、というのは分かります。

しかし、そこには働いている人がいるのも忘れてはいけません。

彼らはお客様以上に走り回っているのです。

お客様が少しでも快適にお買い物ができる様、汗を掻いているのです。

 

いくら節電の為、省エネの為とはいえ働く人が不快と思うような職場環境にしてしまっては、結果お客様が快適に買い物をする事に繋がらなくなるのです。

お互いが気持ちよく接客や買い物が出来るような環境にする範囲での節電にして欲しいですよね。

 

今の現場もそうですが、28度という適当な設定温度に則って空調が動いています。

じっとしている警備員でさえ汗が出るようなおかしな温度です。

節電という大きな印籠がある限り、なかなか改善される事は無いと思いますが働く人が不快に思わない様な目線でいつか見てくれることを望みます。

 

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