10年以上この現場にいる年配隊員のお話です。
長い間この現場にいるので、クライアントから決められている業務に関する規則も、ばれない範囲で自分に都合の良いように解釈して勤務している隊員がいます。
長年居るからという根拠のない信頼
この隊員は10年以上前から今の現場にいます。警備担当の従業員も10年以上担当しているので、お互い年も近いせいか私よりもその隊員とのやり取りで業務の話が進むことが多いです。
一般隊員の方が先に話が進むなんて、もう隊長とか形に近い状態ですよね。
しかも、その年配隊員が警備業務に関して優れているなら自分も納得できますが、10年以上もやっているのに出入管理もまともに出来ないありさまです。
数ある不始末はここでは省略しますが、いろんな場面で登場してきています。
ところで、警備業界で活躍されている方は分かると思いますが
長年いるからといって優秀とは限らない
まあ、これはどこの職業でも言える事だと思いますが、あの年代の方々は年功序列という言葉が長年しみついていて、さらに年の功=(イコール)偉い、と勘違いしているように見えます。
その為このクライアントの警備担当者は、あの警備員さんは長い間いるからという何の根拠もない理由でこの年配隊員を信頼しているようです。
長年いるからという事は、さすがにこの現場の状況や警備の業務に関する事は知り尽くしています。
「あの従業員は〇〇さんという名前で〇〇という役職で〇年勤務している・・」
という情報は全く意味のない情報ではありませんが、警備業務の知識としてはあまり役には立ちません。
出入管理のやり方、自動火災報知機の操作の仕方、拾得物法に関する知識、AEDの使い方・・などの方がよっぽど重要だと思います。
こういった知識がある方が警備員としての信頼が高い、と私は思っていましたが、ここの現場では年配隊員の主張するような知識が高い方が信頼されているようです。
ずっと自分の都合の良いようにしてきた
長年いるために自分は偉いと勘違いしてしまっていると感じる例として、
自分で都合の良いように解釈して仕事をしています。
契約の規則として駐車場のバリカを開ける時間が決められていますが
自分が巡回に行った時についでに開けているようです。
早く開けても問題ないから大丈夫・・だそうです
もうね、何の根拠もありません。
クライアントと警備業者との契約内容も無視です。
王様か何かかと勘違いしているのかもしれませんね
変にクライアントの信頼があって長年在籍していると誰でもそうなってしまうのでしょうか・・。
クライアントの影響で外せない
それならその現場から年配隊員を外せばいいだけの話ですよね・・
それが出来れば隊長になった時にそうしています。
もちろん、営業所の上司には隊長になった時に相談しました。しかし、会社側は何か問題でも起こしてくれれば直ぐにでも・・というだけで違う現場に配属させる事すらしてくれませんでした。
クライアントから何の根拠もない信頼があるので、異動させようとすれば間違いなく止められるでしょうし、年配隊員の性格からすれば異動の話が出た時点で、クライアントの警備担当に泣きつくのも容易に想像がつきます。
もう、高齢で警備業が出来ない・・と本人から退職の申し出しか残っていないかと諦めている状況です。
会社が何もしてくれないのが分かった時点で、私も最低限の隊をまとめる事しかしていません。
それが年配隊員のやりたい放題を助長している原因の一つだと分かっています。
でもね、現場の隊長は会社の助けがあってこそ仕事ができるものだとこの件で思い知らされました。