警備員という仕事は将来性が無いと思われているので若い世代の人が警備員になりたがらないのは本当か

警備員という仕事は将来性が無いと思われているので若い世代の人が警備業界に参入してこないと言われています。実際、安い給料に昇給しずらい環境、世間の評価など様々な理由が挙げられると思います。周りを見ても高齢の警備員さんばかりで、現場にもよりますが20代の警備員さんは殆ど居ません。もっと若い人が警備の仕事をやりたい、と思わせる様な仕組みに変えない限り、警備業界の高齢化は続くと思います。

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警備は将来性のない仕事?

警備業は将来性のない仕事と呼ばれるうちの一つとされている様です。

その理由に、安い賃金で昇給も大した事ない、若しくは昇給や賞与が無い

 

社会人となって年を重ねる毎に昇給する企業が大勢ある中で、何年経っても初任給と同じ給料では誰でも働きたくは無いと思うのも当然です。

その為、警備業界では警備員として働いている人は年齢の高い人が多く、新卒者や比較的若いとされる世代の警備員さんが極端に少ないです。

 

昇給が無くても働けるだけマシと思う人や、年齢が高過ぎて既に昇給を期待するほど年も若く無い様な人が大勢働いています。

また、高齢の人が多く所属している業界では、若い人が入り難い印象もあるので、それが余計に将来性が無いイメージを与えてしまっているのかもしれませんね。

若い世代が参入する為には

それならば、若い人が参入しやすくするのにはどうしたら良いのでしょうか。

先程の例で言うと、賃金を上げ昇給の有る仕組みに変えるだけで、ある程度は解決しそうな気もします。

 

しかし、警備業界は仕事をする際にあらかじめ委託者と契約金が決められて仕事がスタートしています。

金額が決まっているので、警備員の給料が毎年上がるような仕組みにする事が難しいですね。

 

だからと言って初めから昇給を踏まえた契約金にすると高額になり、契約も結べないかもしれません。

また、高い契約金は競合に仕事を取られてしまう可能性もあります。

 

乗り越えるべき壁は高いですが、これが出来れば毎年上がる給料に希望が持て、若い人も参入しようとする仕事の一つとして数えてくれるかもしれませんね。

そしてこれは若い世代の人だけでなく、全ての世代の人が将来性のある仕事の一つとなるものです。

 

いずれは若い世代も消える?

今現在警備業界は、高齢者と呼ばれる世代の人が大多数を占めています。

今いる現場の平均年齢も約60歳位です。

 

若い警備員さんが配属されてこなければ、この平均年齢は毎年上がる事になります。

他人の財産や人命を、年金を貰っている様な世代の人に託すのは肉体的にも精神的にも大変な事だと思います。

 

いざという時に体を張って行動しなければならない様な仕事なので、その様な世代の人にとってはさぞ辛い事でしょう。

これも若い世代の人が少ない為に、高齢の彼らが前線に立って行わなければならないのです。

 

仮に警備業界が何らかの対策を立てて若い人が警備業界に大勢参入する事になったとしても、数十年先にはもしかしたら人材そのものが必要なくなる時がやってくるかもしれません。

それは警備業界だけの話ではなく、あらゆる仕事がロボットやAIに置き換わる時です。

 

全ての企業で人手不足を解消するために、ロボットやAI化が進み今以上の人を働かせる必要が無くなると、若い人でさえ必要なくなる時がやって来るかもしれません。

ここまでくると、高齢の人も今以上必要ないので、人手不足も解消するかもしれませんね。

 

その時、世の中で仕事が無い人が大勢出てくるかもしれませんが、もはや「働く」という事自体が当たり前でなく、働かなくても生活できるような時代になっているかもしれませんね。

まあ、そんな瞬間が来るのは今現在では全く想像もつかない話しなので、もしかしたらそもそもやって来ないかもしれませんが・・

 

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