今年はクマに関するニュースがテレビを見ていなくてもネットを通じて入ってきます。過去これほど全国的に話題になった事は無いでしょう。そんな熊騒動ですが、地域でも住宅地などに出没する事で警察官が出動している様ですが、人手が足りないからと警備員にも仕事が回ってきそうな不安があります。警備員なんて一般の人と知識は何ら変わりがないのに、自治体によっては警備員い警戒業務をやらせそうで心配です。
警備員は知識も無ければ武器もない
今年はクマに関するニュースが全国的に話題となっています。
特定の地域だけでなく、全国的に多くの都道府県でクマの出没が目撃されており、住宅エリアまでクマが進出して、多くの人の生活に影響を与えています。
そんな中、心配事が一つありまさか警備員に警戒業務を依頼しないか、という事です。
住民の不安がある中、クマが出没したエリア付近に警備員を配置して、クマの出没に警戒する・・・
なんて業務を依頼する自治体などがありそうです。
そもそも警備員はクマなどに関する知識はありません。
そしてそれに対抗する武器も所持していません。
警備員が日常的に警戒業務をする場合は、不審者と対峙しても別に体を張って制止するのではなく、距離を開けて制止するのが精一杯です。
そしてその事案に対して警察へ通報する程度の業務なので、とても野生のクマに対してできる職業ではないのです。
警備員に警戒業務をやらせる
警備員は車両や歩行者、また建物に関する業務をするのが仕事であり、野生動物に対する業務は身に付けていません。
一般の人と変わる事無く、せいぜい警察官っぽい制服を着ているだけです。
そんな一般の人と何ら変わりない職業なのに、警戒業務をやらせても被害が増えるだけだと思います。
特に警備業界は高齢の警備員さんが多い業界です。
機敏に動く事も出来ず、他の人よりも力があるわけでもありません。
むしろ歳を取っている分、平均的な年齢の人よりも劣る面が多い位です。
しょせん警備員なんて警備という特定の業種以外では、一般の人と同等か下手するとそれ以下かもしれないという事です。
そんな人が、クマという明らかに人よりも上位でもある生物に立ち向かえるはずがありませんよね。
仮に警戒業務の勤務に着いたとしても、土地勘が無ければ逃げる方向や隠れる事も出来ず、警備員という被害者が増えるだけな気がします。
警備員を入れるとなると、恐らくよその地域から呼ぶしかないと思うので、クマが出た、という付近に警戒業務に入る警備員さんはよほどの事が無い限り現場に入りたがらないでしょう。
今後毎年続くか疑問
まあクマの出没した付近で警戒業務に入るのであれば、危険手当など含めて通常よりも高額な給料でないと誰も行きたがらないと思います。
警備員という安い賃金で命の危険がある訳ですから、それに見合う金額でないと希望者は無いでしょう。
もし現役警備員の人でこの業務に入れ、と言われた時にいくら貰えるなら配置に付きますか。
個人的には今貰っている給料の5倍以上は貰わないと「配置に付いてもいいかな・・・」と思わないと思います。
それでも地域によっては高額を提示されても拒否しそうですがね。
やはり自分の命の方が大事なので・・・。
この熊野騒動は冬になれば、冬眠するクマも出てきて減る…なんて話も聞きますが、これだけ人の住む地域に出てきて食べ物にありつけている状態では、もしかしたら冬眠しないかもとも聞きます。
また、今年はこれだけクマに関するニュースが出ていますが、来年以降は全くないかもしれません。
クマの対応に関して猟友会だけでなく警察もライフルを使用する様になったそうです。
これでクマに対する人員を増えるので、来年以降はクマの出没件数自体が減る可能性も出てきます。
それにより警備業界へクマの規制線として駆り出される事が無くなれば良いと思います。


