警備員の多くの人は早食いだと思います。それは今まで勤務してきた現場で、一緒に勤務してきた何人もの隊員さんが早食いだったからです。偶然、早食いの人が警備員になって、同じ職場で仕事をしてきた。というよりも、施設警備員として仕事をするうちに早食いになったのではと考えています。なぜ早食いになったのでしょうか。
施設警備員は早食いの人が多い
施設警備員として勤務してきて、周りの警備員さんの食事に掛けている時間が、短い人が多いと思う事が多々あります。
これはどこの現場でも同じで、忙しい現場でもヒマな現場でも若くても高齢でも、みな食事の時間は短いと感じます。
当直勤務の様に24時間職場に拘束されると殆どの人が、昼の時間と夜の時間、そして翌朝の時間に食事を摂る事となりますが、そのどの時間帯の食事も大体早食いで、10分以内に食事を終えています。
食事の時間は個人差はありますが、1回の食事に掛ける平均時間が30分といわれている中で、10分以内というと早い方と云えるのではないでしょうか。
過去に一緒に働いてきた警備員さんの全員が早食いという訳では無いですが、その多くの人が早食いな印象であるのです。
なぜ、施設警備員に早食いの人が多くなるのでしょうか。
早食いになったのには理由がある
施設警備員の人に早食いが多くなるその理由に限られた時間の待機時間、というものがあると思います。
日勤であれば約1時間、当直勤務でも限られた時間しかありません。
多くの社会人と同じといえばそうですが、施設警備員として勤務していると、待機時間以外は仕事です。
しかも「疲れたからちょっと一休み」という時間なんてありません。
待機時間以外はずっと立ちっ放しか、歩きっ放しです。
そんな中、唯一の待機時間に食事をし、更に体を休めなければなりません。
1時間しかない待機時間で食事に30分かけ、残りの30分で体を休めるくらいなら、食事をさっさと済ませて残りの50分かけて横になって体を休めたい、と思う人が多いのだと思います。
食事の時間は自分でコントロールできるので、限られた時間しかないのなら、その食事の時間を短くして、他の事へ時間を回したいという理由で、食事が早食いになるではと思います。
実際、食事を早く済ませた人は、その残った時間で仮眠をする人も少なくなくありません。
少しでも長く仮眠したい人にとって、食事を早く済ませる事は時間を有効に使っている?とも云えるのです。
しかし、早食いは体にとってはあまり良くない行為でもあるのです。
早食いは健康上には良くない
体を少しでも長く休ませようと、早食いをして横になって眠りたい気持ちは非常に良く分かります。
ただでさえ少ない仮眠時間を補う為、という事もあるでしょう。
しかし、早食いは健康面で考えると「不健康な行為」でもあるのです。
食事を早く済ませる事で、満腹中枢が信号を出す前に食事を終える事で、食事の回数や間食が増えると言われているそうです。
警備員の食事の回数が多くなったり間食が増えてしまうのは、もしかしたら早食いが関係しているかもしれない、という事なのです。
また、早食いをする事で血糖値を急激に上昇させる事を繰り返す事となり、脳梗塞や心筋梗塞を発生させる要因になるとも言われています。
食事の回数が増えれば肥満体型になる可能性が高まりますし、ただでさえハードな仕事と言われる警備員の仕事にプラスして早食いも体を壊す手助けをしてしまっているかもしれないのです。
少しでも体の為に横になりたいために早食いをしていた行動が、結果的に体を悪くする為の行動になってしまっていたなんて思ってもいなかった、という人もいるかもしれませんね。
仕事上、限られた待機時間での食事ですが、体の事を思うのであれば早食いをするのは控えた方が良いかもしれませんね。