前回は、地域により金額は変わりますが警備員の時給の紹介をしました。そして高い給料の求人はそれなりに仕事もきついという事もお話しました。中には高給で楽な仕事もまたあると。しかし、中には仕事内容がキツイにもかかわらず安い給料の仕事もあるので注意が必要です。キツイ仕事と楽な仕事、高い給料と安い給料、これをいかに見極めるかがポイントとなります。
安くてキツイ現場もある
私が施設警備の仕事を始めて最初の配属先は、大型商業施設でした。
そう、施設警備の仕事でいわゆる「ハズレ現場」と言われるうちの一つです。
施設警備の仕事では「当たり現場」と「ハズレ現場」があり、その商業施設というのは「ハズレ現場」の内の一つです。
この他にもハズレ現場と呼ばれるものは在りますが、今回はハズレ現場の紹介ではないので割愛します。
私は当時、そのハズレ現場である商業施設の配属でしたが、結果的にそこへ配属されて良かったと思います。
なぜなら、初めての現場がハズレ現場なので、次違う現場へ行った時は前よりも楽な現場と思えるからです。
しかも、商業施設では施設警備員としての多くの経験が出来、次に違う現場へ行っても殆どの仕事の応用が利きました。
施設警備の現場では、そこまで高度な業務を求められていない場合が多く、まともに施設警備員としての仕事が身についていない人が多かったです。そんな現場へ行くと、そのポンコツ警備員ぶりに驚かされました。
そんな商業施設での勤務でしたが、給料は施設警備員としては貰えている方だったと思いますが、全体の仕事の内容を今思い返すともっと貰っても良いと思えるくらいの働きぶりだったと思います。
それだけ商業施設では仕事量が多かったですね。
そいういう意味では
「給料が安くて仕事がキツイ」
と云えるでしょう。
これが「商業施設はやめておけ」と言われる所以だと思います。
商業施設で勤務している施設警備員さんは、他の施設警備の現場の警備員と比べると、もっとたくさん給料を貰っても良いと思います。
この給料が安くて仕事がキツイという商業施設のパターンは珍しく、多くの施設警備の現場では「安い給料はそれなりに仕事も楽」という事になっています。
安いという事はそれだけ楽
商業施設以外の現場での勤務の経験もありますが、そこでは仕事内容は商業施設に比べて仕事は格段に楽になりましたが、その分給料も下がりました。
まあ、これが施設警備の本当の姿なのかもしれませんね。
警備員の仕事なんて所詮、誰にでも出来る仕事ばかりです。
そんな仕事になぜ高い給料を出す必要があるのか、そういう考えだと思います。
しかし、施設警備員の多くの現場は当直勤務もあり、少ない仮眠で結構ハードでもあるのですがね。
イメージとしては
拘束時間が長いわりに給料が少ない、という感じです。
ですが、考え様によっては楽な現場という事はそれだけ何かをするには都合が良いともいえるでしょう。
警備員としての業務が最優先なので、ここでは大きな声では言えませんが、楽な現場であるという事は「勉強をする時間」もあるという事です。
給料が少ないという点を克服できるのであれば、時間のある楽な現場で自分を成長させる行動が取れます。
生活していくのにとにかくお金が必要な人にとっては、楽な現場であるが給料が低い、という職場ではやっていけないと思いますが、初めからそのつもりでいる人にとってはこれほど働きやすい環境は無いと思います。
施設警備員の仕事は、現場によって1時間辺りの時給に大きな違いがあり、また現場によって仕事のキツさが違う、という事をよく理解しておかないと痛い目にあいます。
自分の生活スタイルに合った現場で働けるように、施設警備の現場を選択する必要がありますね。
キツイか楽か高いか安いかの選択
施設警備に限らず、仕事の内容はキツイ現場と楽な現場がある事が分かりました。
そして、貰える給料にも違いがあり、警備会社や地域によって高い安いも違います。
その金額は、「楽な現場だから安く」て「キツイ現場だから高い」とも限りません。
これらを考慮すると
・キツイ現場と楽な現場
・高い給料と安い給料
この4つのバランスを考えて仕事を選ぶ必要があります。
この4つの条件に、自分のスタイルを当てはめて、施設警備の現場を決められれば仕事を長く続けられるのではないでしょうか。
施設警備の仕事を始めて直ぐに辞めてしまう人は、この4つの条件が一つでも自分のスタイルに合っていないからだと思います。
これらを考慮せずに
「施設警備の仕事はクソだ」
と決めつけて周りに愚痴を言っている人は、そもそも自分の選択を失敗しているだけの事だと思います。
施設警備の時給は様々ありますが、さらに仕事のキツさや楽さを考慮して自分のスタイルに合った現場で仕事を探すと良いと思います。