無線機は聞き取りにくい場所があるので受信する時は聞き逃さない様にするのが大変である

警備員は業務に無線機を使用しています。施設警備員でも施設内で使用しているのですが、これが場所によっては上手く聞き取れない場所があったりするのです。発信する側の防災センターではまさか聞き取れないなんて思ってもいないので、何度も聞き返すと半ギレ状態になる時もあるのです。

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施設警備員の無線機は聞きづらい

商業施設で無線機を使用していた当時、本体が安モノなのか、中継機の場所が悪いのか、建物の構造が悪いのか、場所によって非常に聞き取りにくかったのです。

距離的に近い場所は問題ないのはわかりますが、本体から遠い場所でも電波が入りやすい所と悪い所などがあり、店内巡回中にそういった受信の悪い所で無線が入ると、急いで電波の入りやすい場所まで移動していました。

 

受信状況が悪いからと内容を聞き逃すと、事案の対応にも入れませんし、聞き取りにくいので防災センターへ何度も聞き返すと、先輩警備員によっては半ギレする人もいました。

そういう人に限って自分が巡回している時に電波状況が悪いと何度も聞き返すのですがね。

 

そんな受信しにくい場所があるのは業務的に問題があると思います。

以前、隊長にこの電波の入りが悪いのを何とかしてくれ、という声が多かったために、会社へ報告して中継器などを替えていただいた事があったほどでした。

まあ、結局はあまり効果もなく、恐らく

 

「建物の構造上の問題がありえる」

 

という事で改善はされませんでした。

使い方が悪いのか数台ある無線機はボロボロ

そんな受信しにくい無線機ですが、子機でもある巡回者用の無線機はどれもみなボロボロでした。

 

全部で6台位ある無線機でしたが、アンテナが折れていたり、イヤホンが壊れている、または同じ製品なのに受信状況が悪いものまでありました。

無線機を新しくするにも子機1台でも8万円位すると聞いた事があり、警備会社としても簡単に購入して貰えるものでは無かった様です。

 

良くここでも話すのですが、自分で買ったものは大切に扱うのに、経費で購入した備品や他人の物は大切に扱わない、というこの無線機も良い例だと思います。

10万円近くもする自分のスマホに対してはケースを購入したり、画面にフィルムを貼ったりと壊れないように大切にする様に、無線機同じ様に大切にしようとは思わないのでしょうか。

 

この様に無線機は電波の入りが悪かったり、また自分の持ち物のように扱わないので、殆どの無線機がどこかしら壊れているというものでした。

また、違う現場の勤務では無線機の代わりにPHSを使用していた現場もありましたが、これも無線機と似たような現象が起きていました。

だからといってPHSもダメだった

施設警備の現場によっては無線機を遣わず、PHSを使用している所もありました。

初めて見た時は、通信機器が進化した、と喜んだものでしたが、結果は無線機とあまり変わりませんでした。

 

まず、PHSの電波の受信域は無線機よりも狭い様で、建物の構造の影響をとても受けやすいイメージでした。

そして複数人での会話の共有が出来ないので、不便といえば不便です。

 

そしてPHSも同様、経費で用意された物なので扱いが雑な隊員さんもおり、誰がやったのかわかりませんが、アンテナが壊れてしまっていました。

いまでこそ、スマホでアンテナを伸ばすタイプのものはありませんが、当時のPHSはアンテナを伸ばして通話するものでした。

 

あのアンテナを数センチ伸ばす事で、電波の受信にどれだけ効果があるのかわかりませんが、それでもアンテナを伸ばす事で若干受信が良くなった気はしました。

 

施設によってどのような連絡手段を取っているかわかりませんが、経費で購入された様な物でも、自分のスマホであってもどれも同じ様に丁寧に扱って欲しいと思います。

特に無線機は普通の人が思っているよりも意外と高価な物なので、取り扱いには特に注意しましょう。

 

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