夜勤という仕事は仮眠する隊員の代わりに勤務するのだから仮眠時間が無いのは当然

施設警備で仮眠勤務の人の苦労に、夜間起きているのでキツい。という声をよく聞きます。その声の中に「夜勤は仮眠が無いからキツい」という人もいます。そもそも夜勤とは、当直勤務者が仮眠している間に仕事をする勤務なので寝る時間が無いのは当然です。そして更に夜中に起きていなければならないので、居眠りをしない様に自宅で調整をするのも当たり前な事なのです。

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夜勤は仮眠する時間は与えられていない

24時間の当直勤務者は仮眠時間が与えられています。

その仮眠時間はどこの警備会社でもだいたい夜中の時間だと思われます。

 

当直勤務者が夜中に仮眠してしまうと、警備員さんが誰も仕事をしていない時間が出来てしまいますよね。

多くの施設は、警備員に24時間監視してもらう様に契約を結んでいると思います。

そんな警備員さんが仮眠で寝てしまうと監視する人がいなくなってしまうので、それを防ぐ為に夜間勤務者を配置して、夜間であっても警備員が業務に就いている様にしているのです。

 

その為、夜勤という仕事は「仮眠者の代わり」でもあるので、待機時間はあっても仮眠時間というものは無いのです。

そう、夜勤とは夜中にずっと起きている仕事なのです。

夜勤は昼と夜が逆の生活

夜中にずっと起きている仕事をしようとするとどうしても眠くなってしまいます。

仕事中、居眠りをするわけにはいきませんので、夜中に寝ない様にするには昼間に寝ればよいのです。

 

警備業に限らず、夜勤の仕事をした事のある人ならお分かりかと思いますが、夜勤のある時は「昼間に寝て、夜中に起きている」という生活リズムに変える必要があります。

 

要するに24時間の生活を全く逆にするのです。

 

午前10時頃に寝て、夕方の6時位に起床し、仕事へ出るという丁度、生活リズムを「12時間ずらす」感じです。

これなら夜中の時間は、通常で云う所の午後の時間帯と同じです。

生活のリズムを逆転させるのは、人によっては中々できない事かもしれませんが、警備員として働くからには夜勤という仕事もあるので、慣れる様にするかどうしても出来ないのであれば、夜勤のない現場へ転属願いを出すしかありません。

 

過去にも夜勤の仕事があるにもかかわらず、昼間に寝て夜間起きていられるような調整もせず「眠い眠い」とアピールして夜勤を嫌がっていた高齢の警備員がいました。

文句を言う警備員の生活

夜勤を嫌がる警備員さんの多くに高齢の警備員が当てはまっていたと思います。

高齢の警備員さんは、昔から

 

昼間は起きていて、夜は寝るもの

 

という生活が染みついているのか、夜勤の様な昼間に寝て夜中に仕事をするという仕事が苦手な様です。

なので、高齢の隊員に夜勤をやらせると真夜中から下番にかけて

 

徹夜でもしたかの様なやつれ具合になるのです

 

まあ実際、昼も夜も寝ていないのでほぼ徹夜状態なのですがね。

夜間の勤務は前々から分かっていたので、徹夜状態にならない様に調整をしなければいけないのに、昼の時間に寝ずに出勤してくるので、毎回フラフラになっています。

他の警備員さんはちゃんと昼間に寝てから夜勤に臨んでいるので、ある少数の警備員さんだけ「夜勤は眠いから嫌だ」といっているのです。

 

自分は寝る調整をしていないのに文句だけ言うのはちゃんと調整している他の警備員さんに失礼ですよね。

夜の時間に起きて作業をするのは、人間という生物的に難しい行動なのかもしれませんが、警備員という仕事を自分で選んで、夜勤という仕事を任された限りはその仕事を全う出来る様な調整をするのも仕事のうちの一つだと思います。

 

警備員は人によって夜勤が嫌だという人もいると思いますが、生活リズムの調整もせずに文句だけ言っている人は一度、夜勤という仕事を無理なくするにはどういった調整をしたら良いのか調べてみてはいかがでしょうか。

 

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