挨拶をしない警備員をその後観察していたら驚くべき事に気がつきました。従業員には相手よりも先に挨拶をし、同僚の警備員に対しては、先に挨拶しようとしなければ、従業員にした様な覇気のある挨拶ではなかったのです。
従業員用の挨拶と同僚の挨拶の違い
先日、挨拶の仕方におかしな感じのする警備員を観察していました。
受付前を従業員が出勤で通りかかった時に相手が挨拶をする前に
「おはようございます」
と元気よく挨拶をしていました。
それだけ聞くと警備員としてちゃんと仕事をしている良い警備員に見えますね。
しかしその後、同じように同僚の警備員が出勤してきた時、先ほど従業員が通りかかった距離にきても何も挨拶をしません。
直後、出勤してきた警備員さんはその挨拶をしない警備員に対して挨拶の声を掛けました。
もちろん視界に入って同僚が出勤してきた事に気づいているはずにもかかわらず、先ほどの従業員と同じように声を掛けませんでした。
出勤した警備員さんが挨拶をしたので、やっと小さな声で挨拶を返しました。
明らかに従業員と同僚とは挨拶の使い分けをしているのが分かります。
従業員に対してする挨拶は何の問題もありません。
しかし、仲間の警備員が来ても同じ程度の挨拶をしないのは「なぜ?」と思いました。
別に従業員も同僚も区別する事なく同じトーンで挨拶をすればいいのに・・
挨拶は誰に対しても同じだと思っていた
個人的には社長も社員もパートさんも挨拶する時は皆同じだと思っています。
偉い人だからいつも以上に低姿勢で挨拶し、パートだから頭も下げないで棒読みの様な挨拶で良い・・なんて事はありません。
オーナーだろうが仲間の警備員だろうが同じように挨拶すればするものだと思っていました。
しかしこの警備員は明らかに相手を見て挨拶を使い分けているのです。
目上の人や偉い人には率先して元気よく挨拶する・・
という事は、その挨拶をしない相手というのはその逆だと言えます。
自分よりも下だと思っている人物や、偉い人だと認識しない様な人に対してぞんざいな挨拶をしているのです。
ある意味彼の人に対する考え方が、言葉にしなくても非常によく伝わる事になりますね。
これが他の隊員さんには、はっきり伝わっていないかもしれませんが、なんとなく日頃の態度から余り良い印象を聞きません。
警備員が仕事をする時、自分に対してそんな使い分けをされていると知ったら誰も良い印象は持ちませんよね。
ビジネス用の挨拶で仕事をする警備員
そもそも挨拶を仕事用として使い分けていること自体おかしな事だと思います。
「おはようございます」「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」
など警備員が使用する挨拶はいろいろあります。
その挨拶はどの様な相手に対しても同じで、人によって使い分けるなんて学んだことはありません。
恐らく彼もやはり今までの社会人生活や、警備員になってからもそんなこと学んでいないでしょう。
だからこそそういった挨拶が自己流になり、無意識に人を見て挨拶を使い分けているのかもしれません。
40歳代や50歳代でこういった事に気づけない様ではもはや直すのは無理かもしれません。
オーナーであっても仲間の警備員であっても同じレベルの丁寧なあいさつが出来て当然だと思える人は普通な人だと思います。
人を見て挨拶を使い分けている様では、いつか誰かとトラブルを生む事になるかもしれません。
しかもその原因が自分だと気づかず「あいつが悪い」と思い込んで・・。
普段からしている挨拶、いつもは気にしないかもしれませんが、たまには自分の挨拶が人を見て使い分けていないか振り返ってみるのも良いかもしれませんねん。