どこの施設警備の現場でも同じような事が日常的にある事だと思いますが、夜中の施設警備員の勤務中のやらかし話です。先日もうちの現場でありましたが、出入管理中に居眠りをしていたのです。他にも遠回しにいろいろな隊員のやらかしを聞きましたが、今回は夜間中の出入管理時に一人の時の危険性についてです。
夜中の出入管理は一人しかいない
先日、夜中の出入管理中にある隊員さんが居眠りしていた事が分かりました。
ここの現場では夜中の出入管理は一人です。その一人の勤務時間帯に寝ていたのが分かったのは、他の隊員さんが交代で行った時に寝ていたから発覚したのです。
せめて交代する警備員が来る時間は分かっているので、その時間は寝ていない様に起きていようよ・・
と、寝ていた隊員にお説教したらしいです。
・・まあ、この発言もあまり関心出来る事ではありませんけどね。
さて、夜中の出入管理は来客がない限り誰も見ていない状況が続きます。
誰も来ないひとりの状況では居眠りだけでなく、他の事をしていても誰も見ていません。
よく警備員経験者の発言に、夜中のモニター監視はスマホやゲームが出来て楽な仕事だ・・。
なんてのを見ますが、全ての現場がそうではないと言いたい所、実際はまあそれに近いものがあると思います。
モニター監視でよそ事をしていては困りますが、出入管理でよそ事は出来なくはない状況ですね。
座哨での受付の場合、椅子に座って真っ暗な外や廊下などを、5時間も6時間もただじっと前を見続ける・・なんて事はそうそうできる事ではありません。
ひと息休憩を挟んだり、何かしら座り続ける以外の行動を取ったりしないと続かないと思います。
身動き一つせずに、座ったままただ前を見続けるなんて気が狂いそうですよね。
なので、長い夜間の時間帯に何かしら仕事に支障のない範囲でする分には許容できる事なのでは・・と判断しています。
ただ、その支障のない分で・・と言う言葉を越えてしまうのはやり過ぎかと思います。
その最たる行動は「居眠り」だと思います。
いくら暇だからと言って、座った状態であっても寝てしまってはそこに居ないのと同じです。
仕事に対して集中していない何かしらの事をしていても、寝てさえいなければ何か事が起きても気づけますし、一連の出来事を目にする事も出来ますからね。
夜中の出入管理は人が殆ど来ない
夜中の時間は人の往来がない現場が殆どです。
人が来ないから、仕事として対応する事が無く暇になる・・
この一連の出来事は警備員にどうこうする事は出来ません。
夜間とはいえ、全く人が来ないわけでもなく寝てしまう訳にも行かず、かといって座ったまま暗闇をただ見続ける事も苦痛である。
仕事上、警備員を配置する事になっているので何もない時間が大半でもそこに居なければいけません。
やり方によっては、多少気を紛らす事が出来るなら「寝てしまうよりはマシ」と多少の事には目をつぶってくれるかもしれません。
しかしそれは警備会社に寄るので堂々と主張してはいけません。
会社もお金を払って警備員を雇っているので、お金を貰って遊ぶとは何事かと怒られるのが普通だと思います。
夜間は来客がほとんどない、のと同じように警備室の中でも同じような状態になります。
日中は設備の方や、クライアントの従業員の方などが警備室内に詰めている場合もあります。
しかし、夕方には勤務時間を終えて帰宅する人の方が多く、時間が経つにつれて一人、また一人と減っていくのです。
そして最終的には、夜勤担当の警備員一人となり、訪問者も相勤者も居なくなるのです。
それが、警備員が何をしていても分からない環境になってしまうのです。
しかし、だからと言って何をしていても良い、という事にはなりませんよね。
夜間、一人になって耐えがたい状況になってしまうかもしれませんが、何かしらの対策でそれは回避できるかもしれないのです。
ゼロには出来なくても努力は出来る
夜間に一人でずっといる事に何の抵抗もない人がいます。
私もその一人で、ある意味警備員の夜間の仕事に向いているのかもしれません。
夜型の人間であり、ボッチでもへっちゃらな人にとっては天職なのかもしれません。
しかし、その一人の時間帯に何をして良いわけでもなくじっとしているのも苦痛・・
この状況をうまくバランスよく立ち回れる器用さは必要かもしれません。
絶対に何もせずに朝までじっと前を見ている事が出来なくても、サボっていると言われるようなよそ事を全くしない、ゼロに出来なくても状況を上手くこなせるのなら警備会社も現場で働く警備員もクライアントも納得出来るのではないでしょうか。
これが出来れば初めから警備員になんかなっていない、なんてセリフも聞こえてきそうですが、それが出来ないなら朝までじっと座って暗闇を見続けるしかありません。
何か少しの努力で仕事がうまく回るのなら、その努力をしてみてはいかがでしょうか。