警備員の仕事は不規則になりがちです。その中でも夜勤や日勤が繰り返される様な仕事をされている方は特に不規則になるでしょう。特に配属人数以下で無理なシフトで働かされている人は、大変だと思います。勤務表を作る側としても無理なく働けるようにしてあげたいのですが、中々思う様にいかないのです。
夜勤や日勤は隔週が理想的
警備員の勤務に夜勤や日勤などありますが、これはどこの現場でもあるかと思います。
更に当直勤務という24時間勤務の業務もあったりと、これらのポストを毎月繰り返し勤務しています。
各警備会社でどんな勤務表を作るかは現場ごとでまた変わると思いますが、ウチの現場ではだれがどのポストの仕事をするのか、というのはほぼ決められています。
以前の現場では全員があらゆるポストの勤務をしていましたが、次の職場では当直勤務の人はずっと当直勤務で、日勤の人はずっと日勤というスタイルです。
そんな中、日勤や夜勤をする隊員さんの人数が不安定で、日勤や夜勤が不規則になる事態が起きました。
通常、日勤や夜勤は無理のないように勤務表を組んでいたのですが、ここ最近人の出入りが不安定になり、夜勤の次の日に日勤が入ったりと無理な勤務になってしまっているのです。
人手不足で無理な勤務で生活が乱れる
日勤や夜勤の理想としては、今週日勤を5日入ったら翌週は夜勤に入る。
そして同僚はその逆の勤務に入る、というのがベストだと思っています。
これは工場勤務のシフトを参考にしているのですが、警備業務で同じ様には中々できません。
これは病欠などで一人欠けたら誰かがカバーに入る為に出勤するので、勤務表が直ぐに崩れてしまうのと、離職率が高く人の出入りが多いので長期間理想の勤務表を維持する事が出来ないのが理由です。
結果、夜勤や日勤が1週間の中で何度か繰り返されるという、過酷な出勤体制になるのです。
勤務表を作る側としては、少しでも無理の無い様にと心がけていますが、人がいないとどうしても無理な勤務にならざるを得ないのです。
夜勤の次の日に日勤になり、またその次の日に夜勤が続く、というような不規則な勤務が続くと、生活のリズムが乱れて体を壊す原因にもなりかねません。
中には不眠症になったり、過食症になったりと無理な勤務が原因でストレスを抱える事になってしまっている様な隊員さんもいるのです。
営業所には何度も人が足りない事で、現場の隊員さんに無理が掛かっているから、早めに人を入れてもらえるよう催促をしていますが、相変わらずな返事しか来ないのです。
現場の苦労を営業所は知らない
人を増やそうとすれば、求人などを入れて面接し採用する必要がありますが、ウチの警備会社は求人の出し方が余り上手くないのか、そもそも給料が低くて「ここで働きたい」という気持ちにならないのだと思います。
よその警備会社さんよりも給料が安ければ、ウチに来るわけありません。
何か他所に負けない魅力があれば別ですが、警備会社で他社よりも魅力があり、給料は二の次、なんていう警備会社は見た事がありません。
警備の仕事をしたいと思っている、求人を見た多くの人がまずは
「給料はいくら貰えるのか」
という点が気になると思います。
そんな人たちが
「給料は安くても〇〇が良いからこの警備会社で働きたい」
という人はほぼいないでしょう。
そんなニーズに合った求人を出していないので、現場ではいつまで経っても人が足りない状態で、無理な勤務を強いられている人がいるのです。
そして、無理な勤務を強いられ続けてると最後には愛想をつかして辞めてしまうでしょう。
現場側では人が足りない現状を無理な勤務でカバーしているという事を営業所側ではも少し理解して欲しいと思います。
現場が無理をしているから物件を維持できている、かなりギリギリな状態である、という事を。