どこの施設警備でも使用している無線機。これが建物の場所によっては電波の入りにくい場所があったりします。大きな施設や、安い無線機など色々な条件があると思います。ここの現場でもPHSですが、警備室と話をする時、中継器のせいか内容が聞き取りにくい時があり困ります。どこがダメでどこが良いか、しっかり確認しておかないと緊急時に困ります。
自分の勤務地で無線の入りにくいエリアを知っておく
先日、警備室と離れた場所で無線機(PHS)のやり取りをしていた隊員さんがいました。
無線機のやり取りでよくある光景なのですが、受信感度が悪くてうまく内容が伝わりません。
中継器との場所から離れ過ぎていると、施設内であっても相手の声が良く聞こえません。
伝わったかどうかわかりませんが、一通りのやり取りを終えてひと段落ついた後でその隊員さんと話しました。
「警備室と話をするときに、どうしても無線が入りにくいエリアがあるから、そんな時は少し離れても問題ない距離まで移動して話すと通信しやすいですよ」
とアドバイスしました。
無線の入りにくい場所がある、という事を知っているのだと思いましたが、どうやらまだ全員には浸透していないのか、無線の入りにくい場所で移動せずに話していたようです。
緊急時には現場と警備室のやり取りに欠かせない無線機なので、こういった障害に対しても臨機応変に対応できる行動をとれるようになって欲しいのです。
過去にやらかした迷惑な警備員
過去にはこういった無線機の問題で、臨機応変な対応が出来なかった不器用な隊員もいました。
今回と同じ場所ではないのですが、似たように警備室と無線のやり取りができない場所があったのです。
いや、無線機の入りが悪い場所がこんなにあるのは、それはそれで問題があるのですがね・・。
そんな無線の入りにくい場所があり、その時に現場にいた隊員がどうしたかというと
現場そっちのけで警備室に戻ってきたのです。
どうしても無線の入りが悪く、相手の声が全く聞こえないのなら、最悪現場の本人が少し離れて無線の入りの良い所まで移動するか、警備室側で情報を伝えに応援として現場へ向かわせるかします。
そういった警備室側での判断を仰ぐ前に、その隊員は勝手にその場を離れて内容を聞きに警備室へ戻ってきました。
この行動が良かったのか悪かったのかは、現場によって色々なパターンがあるので正解はどちらである、と言えないかもしれません。
しかし、警備室側で応援を出そうと判断した直後にその隊員は戻ってきました。
その場にいた警備室内の隊員さんたちも
「お前は何で戻って来た・・!?」
という反応でした。
もし、現場側で何かしらの対応を済ませたうえで戻ってきたのなら、他の隊員さんたちもまた違った反応だったかもしれません。
しかし、この隊員は何の対応もせず、無線の声が聞こえないから、という理由だけで現場を離れて戻ってきてしまったのです。
まあ、まともに対応出来るような警備員ではない事をみな知っていましたから、残っていても、戻ってきたとしても結果同じだと思ったようです。
巡回時に携帯し忘れるなんて問題外
この警備員はその時、無線機での問題を起こしましたがそれ以外でも無線機に関わる問題を起こしていました。
警備員が巡回に関係する業務をするとき、無線機は必ず携帯して行きます。
巡回時の三種の神器ともいえる装備品の一つですよね。
この無線機ですが、かれは巡回へ出発すると大抵忘れていくのです。
時には、巡回から戻ってくるまでずっと無線機無しで帰着しましたが、いつもは出発して5分後に警備室へ戻ってきて「無線機忘れました・・」と言って取りに戻ってくるのです。
警備室側でも、巡回の出発時に相勤者の装備品チェックはしていないので、忘れ物があるかどうかまで確認をしていません。
あとで「あ、〇〇を忘れてる・・」と気づき戻ってくるのを待つしかないのです。
無線機を忘れては、本人に「忘れてるよ」という連絡すら出来ませんからね。
無線機を忘れたなら、何も問題がなければ帰着時まで気がつかないなんて事もありますが、巡回時に必要な「カギ」や「チェック表」などですと戻らざるを得ません。
意外と、こういった巡回時の装備品携帯忘れは、平和な現場だからこそあるものなのかもしれません。
せめて、警備員としては装備品の装着忘れは勘弁して欲しいですね・・。