年下なのに先輩警備員として高齢者の新人さんを指導するというのはお互いにやりにくいものなのです

警備業界だけではないと思いますが、警備業界は年下なのに入って来た新人さんの方が自分よりもはるかに年上なんて事が多々あります。特に若い警備員さんが在籍している現場では、新人警備員が配属されてくると、20歳の先輩警備員が65歳の新人警備員を指導する、という構図は普通にありこれはお互いがなんとなく「やりづらい」と感じる場面でもあるのです。

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子どもが親を指導する違和感

警備業界は年下の先輩警備員から指導や教育を受ける、なんていう場面は普通にあります。

そもそも新人警備員さんとして参入してくる人の多くが、定年を迎えた高齢者でもあるからです。

 

警備員として30~40代の若い人が在籍している時、その現場に60歳を過ぎた新人警備員さんが配属されてくるのは当たり前とも言えるほど日常的な事です。

そうなると、指導するのはその若い警備員なので、その新人さんがどれだけ人生経験を積んできたとしても、どれだけ前職が役職付で偉かったとしても警備員として入って来た限りは、その若い警備員からすると後輩にあたります。

 

当然警備員としての仕事の出来もその若い警備員よりも劣りますし、多くの業務経験でその若い警備員に負けています。

彼から仕事を教わらないと、何一つ出来ない事でしょう。

そして自分からみると子供とも言える年齢の人から、叱られたり嫌味を言われるのです。

 

だからといって、自分よりも年下から指導されるのは嫌だ、と勝手に行動しては他の警備員やクライアントに叱られたりする事でさいあく出入り禁止もあり得ます。

警備員として入ったのであれば、これに耐えなければならないのです。

高齢の人はこれに耐える必要がある

警備員の面接をした時、どの会社も面接時に

「自分よりも年下の人からいろいろ言われても我慢できますか」

 

と聞かれました。

当時の私自身まだ若い年齢の方でしたがそれよりも更に若い警備員が居て、彼らから仕事に関して色々言われる可能性があるという事ですね。

 

働くにあたり、指導を受けるのに年齢は関係ないと思っていましたし、これまでも他の職場で年下の人から指導を受けた事もあるので、そういった免疫は出来ていたので問題ありませんでした。

しかし、警備員になるまでの社会人生活の中で一度も年下の先輩という立場の人と仕事をした事の無い人はヤバいかもしれません。

 

何度も毎回のように仕事の失敗を叱られたり嫌味を言われる事で腹が立ちそこでケンカになってしまう人も少なくありません。

警備員になったのに、自分よりも年下の人に色々と言われるのは嫌だ

 

という人はある事を切っ掛けに立場を逆転する事も可能なのです。

経験がものをいう業界でもある

後から入った警備員さんが、先輩警備員に小言を言われなくなる様にしたいのであれば・・・

 

警備業務検定の資格をとり、更に現場のあらゆる警備業務を熟知する事です。

 

まず警備業務検定を取るという事は、警備員としての基礎的な事を全て身に付けているという証でもあります。

これがあれば、いくら後輩警備員の立場だとしても、先輩警備員は資格保持者に対してそこまで大きな態度は出来ない事になります。

 

仮に先輩警備員も資格を取得していたとしても、同じレベルに立っているという事でそこまで後輩扱いはしなくなるかもしれません。

もし先輩警備員が資格を取得していないのであれば、それこそ何も言わなくなるかもしれませんね。

 

そして、その現場での警備業務を先輩警備員よりも熟知するようになれば、完全に黙らせる事も可能です。

その現場では誰よりも警備業務に関して詳しくなれば、仕事面で文句を言われる事もありませんし、今度は逆にその先輩警備員の仕事のミスを指摘する事も出来ます。

 

こういった行動は警備業界では無いとも言えず、努力次第では先輩警備員を追い抜く事が出来るのです。

警備員は仕事の出来る人と出来な人の差が大きく、いくら先輩警備員とはいえロクに仕事も出来ないのに偉そうにしている人も居ます。

 

そんな環境に耐えられないのであれば、自分の努力次第で逆転する事は可能なので、日ごろから先輩警備員に対して嫌な思いをしている人は頑張ってみてはいかがでしょうか。

 

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