今勤務している現場は、立哨時にその場から身動き一つせずじっとしていなくても大丈夫な業務です。過去に立哨した現場も同じ様に多少動き回る事は出来ましたが、中には身動きをすると叱られる現場もあるのです。
立哨にも色々な環境がある
今まで勤務してきた立哨業務のある現場は、多少動き回っても特に問題ありませんでした。
現在の現場でも立哨中は出入管理も兼ねているので、体を動かしてはいけないなんて事はありません、それは不可能なことです。
多くの施設警備の現場は出入管理業務があり、立哨しつつ受付けをする場合があるのでどうしても体は動きます。
しかし、中には「立哨業務がメイン」という施設警備の現場もあり、ウチの隊員さんがそういった現場へ勤務していた頃、立哨状態から動いたりするとクライアントから叱られるそうです。
まあ、警備員という見た目で立哨して、関係者以外の者を警戒するのがメインの仕事ではある意味門番の様なものなので、じっと動かず見張っているという印象を与えるには動かない方が見た目の効果はあるのでしょう。
以前、身動き一つ取ってはいけないという事も無い立哨業務で、来客の少ない比較的暇な時間帯にまね事で身動き一つ取らない様な立哨をした事があります。
「いや、あれはとても苦痛で簡単に出来る事ではない」
普段から立哨業務をしているので、じっと動かないだけならと軽い気持ちで真似てみましたが「動かない」という簡単そうに見えてとても苦しいものなのです。
動く事が出来ないので足に来る負担は相当なもので、普段から動かない事に慣れていないとその日の内に足がガクガクになるでしょう。
足の負担は相当なものである
以前、足の裏が痛い時期がありましたが今では何ともありません。
何が問題であったかは分かりませんが、仕事が無関係とも思えません。
取りあえず治ってしまったので病院にもいっていませんし、また痛くなり始めたら行こうと思います。
じっと動かずに立哨してみたら、あれ程動かない、という事が大変かを知りました。
まず、足全体が痛くなり「歩きたい」「体を動かしたい」という欲求に襲われます。
あれが仕事で数時間動けないとなったらさぞ大変だろうなと思いました。
毎日繰り返す事で「動いてはいけない」という事に体は慣れていくのでしょうが、それまでは足にどれだけの負担がかかるか心配です。
警備員はどんな仕事でも、立って仕事をするいわゆる立哨という仕事が多いと思います。
その中でも「動いてはいけない立哨」という仕事は少ないのではないでしょうか。
交通誘導でも仕事中は殆ど立っている事が多いと思いますが、それでも持ち場から数歩動いたり、体を動かす事も多いと思います。
施設警備も立哨や巡回などじっとしている事は余りありません。
そう身近な所で言うと、交番や警察署などの入り口に立っているお巡りさんが警戒杖の様なものを持って立っている状態でしょうか。
それでも、人から尋ねられたり会話をしたりとそれなりに動いていそうな印象はしますね。
警備員はそれほど忙しくは無く、ただずっと動かずに立っているのである意味過酷なのです。
足の病気に注意が必要
動かない立哨のまねごとをして、短時間でも苦痛を感じたのに、それを毎日数時間もやれ、といわれたらきっと足に何らかの問題を抱えそうです。
身体はそこまで病弱では無いですが、近年運動不足による体重の増加と加齢による弱体のせいで、長時間足に負担を掛けるのは危険です。
今後そういった現場に配属されない、という保証は何もありませんが、うちの会社でそういった現場は資格も持っていない、複雑で覚える事の多い現場ではついて行けない様なポンコツ警備員さんが行くような場所が多いので、よほどの事が無い限り私は行く事は無いと思います。
しかし、そういったポンコツ警備員さんでも立派に仕事をしています。
どんな人であろうと、仕事をする限りは体に故障の無いように勤務して欲しいと思います。
真面目に働いている分にはどんな人でも応援はしたいですよね。
施設警備の中でも数少ないと思われる、動く事の出来ない立哨業務の現場にもし配属されるようであれば、足を故障させないような対策をした方が良いと思います。