施設警備員として今までいろいろな現場を経験してきましたが、配属先の現場によって仕事の業務量が異なるのを知りました。同じ施設警備の仕事だからと、どこも同じだと考えるかもしれませんが、施設の大きさや建物の管理の厳しさの違いなどで警備員としての仕事のキツさはかなり異なるのです。
施設警備の現場の当たり外れ
交通誘導警備のきつい仕事楽な仕事の違いは経験が無いので良く分かりませんが、施設警備の場合は ラクな所やキツイ所など経験しているので違いは分かります。
基本的にキツい施設警備の現場の仕事は、単純に施設の規模が大きくなれば比例してきつくなると考えて良いと思います。
後は、不特定多数のお客様が大勢利用する施設も、建物の規模にかかわらずキツイ現場になったりもします。
そんなキツイ現場ですが、逆のラクな現場というのはどんな現場なのでしょうか。
ラクな現場というのは先ほど説明した、キツイ現場の反対の施設だと思えば良いでしょう。
更に細かい内容をいうと、巡回や立哨などの業務が少なく、仕事や時間に振り回さる事が少ない現場がラクな現場だと思います。
これらキツイ現場やラクな現場という比較をしていますが、基準となる大切な事が一つあります。
それは
「どちらも同じくらいの給料を貰う」
という前提があっての話です。
仕事がラクなのに給料が低くては意味がありませんし、仕事がきついのに給料も低くては何も得する事がありません。
キツイかラクかの比較をする時、仕事内容を比較をするのは当然ですが、それ以外にも給料が同じでなければ比べようがないですからね。
同じ警備の仕事かと思うほど異なる
そんな施設警備の仕事の違いですが、経験してきた現場で云うとキツイとラクという業務の違いは、非常に大きなものがありました。
単純に出入管理業務が立哨なのか座哨なのか、というだけでも大きな違いですが、その受付業務に見える人の人数の違いでキツさも変わります。
また建物内の巡回にしても、施設の規模の違いで巡回に掛かる時間も異なりますし、建物内の巡回内容も建物の構造によって難易度も変わります。
異なる施設を経験しましたが、この巡回の作業量の違いはキツイかラクかという点において、大きいな違いだと思いました。
1回の巡回で3時間必要な現場もあれば、30分もかからない現場もあったので、この違いを知った時は驚いた記憶があります。
ラクがしたいか多くを学びたいか
施設警備の現場は当たりハズレがあります。
その基準は給料が同じだという前提で、同じ仕事にも拘らず現場によって作業量が大きく異なるという事です。
貰えるお金が同じなら、ラクな仕事をして稼ぎたい、というのは誰もが思う事だと思います。
しかし、この楽な現場での仕事というのは、施設警備員として余り多くの経験が出来ません。
キツイ現場での仕事の場合は、施設警備員として様々な業務を経験する事が出来ます。
この違いにどんな良い事があるのかというと、警備員としての資格を取得しようとした時、このキツイ現場での仕事を経験している人の方が断然有利だな、と感じました。
試験対策としてわざわざ勉強しなくても、毎日仕事をしているだけでそれが試験内容を学んでいる様なものだからです。
全く勉強しなくて良いわけではありませんが、ラクな現場では教本を見ただけでは理解し難い内容も、キツイ現場では実践している事も多いので、頭に入りやすいという事です。
警備員として長く働きたいのであれば、施設警備員として色々な事を経験しておいた方が「10年経っても大した事が身に付いていない警備員」と後ろ指を指されないで済むキツイ現場を経験しておいた方が良いと思います。