転属した初日に指導され逆ギレ

ウチの現場に他所の現場から転属してきた警備員さんが、初日に指導に当たっていた隊員さんからキツイ事を言われたそうで、私に苦情を入れてきました。言っている事は分かるのですが、研修中なので指導内容に文句を言っていたらこの先、学べるものも学べなくなってしまう事を理解してない様です。

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新人と経験者の違い

その警備員さんはよその現場から私の居る現場へ転属してきました。

警備員の経験は1年くらいな様で、この現場にいるどの隊員さん達よりはるかに短い経験年数です。

 

その隊員さんが初日に指導に当たった10年経験者の先輩警備員から、何やらお叱りを受けたそうです。

待機からの交代に関する事で、指導を受けたそうなのですがその事で私に「あれは言い過ぎです」という事で苦情を言ってきました。

 

通常新人の警備員さんは警備会社に新しく入ったのと、警備業務という新しい仕事で、良い意味で先輩の言う事を聞き入れるのが普通なのですが、今回は警備業務の経験者という事で、言わんとする事は分かるが言い過ぎ・・だという事です。

 

まあ、指導に当たった先輩警備員さんは言い方はキツイですが、言っている事は間違っていません。

しかし、それを聞く側の人間が経験者かそうでないかで、聞き入れる姿勢が変わるのです。

指導する側と受ける側の階級差

経験者か未経験者かで指導をすんなり受け入れるかどうかかわるのは当然だと思います。

しかし、初めての現場で業務を指導している状態なので、いくら気に入らない言い方かもしれませんが、とりあえずは我慢できなかったのか、とも思いました。

 

今回転属してきた隊員さんが、警備業務検定の1級の資格を持っており、指導に当たる隊員さんが無級であったらどうなっていたでしょうか。

 

指導する側は1級者に教えるとなって、もしかしたら委縮してそこまでキツイ事を云えなかったかもしれません。

 

しかし、今回の状況は

 

・指導者は1級の資格持ち

・転属者は無資格

 

これで問題が発生したのです。

無資格で転属してきた隊員さんが1級者の指導がおかしい、と言ってきたのです。

 

ある意味この隊員さんはいい度胸していると思いませんか。

業務に関して、現場、経験年数、資格・・

あらゆる面で劣っているのに、指導の仕方を否定してきたのですから。

 

指導の時の言葉遣いに問題があったのかもしれませんが、教えを乞う側にもう少し我慢が出来ても良かったのでは、と思いました。

理不尽に我慢できないお年頃

警備員お現場は比較的、年齢が高いです。

もともと高齢者の多い業界ではあるので、新人といっても20歳代よりは50歳代の新人さんが多いです。

 

そんな世代の人が、もしかしたら自分よりも若い警備員から、キツイい言い方で指導を受けるのですから、気に入らない事もあるでしょう。

社会人で50歳代と言えば、管理職で人を使う側の人も多いはずです。

それが底辺と言われる警備業界の警備員に、しかも自分よりも若いヤツにスキかって言われる。こんな理不尽な事は無いと思います。

 

ましてや、入りたての状態で、1級だ2級だといわれても

 

「なにそれ、すごいの」

 

という思いでしょう。

まあ、私の様に奇跡で1級に受かったような人間もいるので資格もちが皆素晴らしい人間とは限りませんが・・。

 

そんな50歳代の人にとっては、理不尽な指導には我慢ならないと思います。

しかし、すでに警備業界に入ってしまって、目の前には自分より若く、経験もあれば資格も持っている先輩警備員がいる。

この状態が気に入らなければ、自分も資格を取って同等の立場になってやればよいのです。

この業界では経験と知識と資格があれば上に立てます。

 

初めの内は我慢する事が多いかもしれませんが、自分の努力次第では追い抜く事も可能なんです。

 

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