施設警備員は建物の中で勤務しているので熱中症とは無縁な感じがしますが、発症する人は少なからず居ます。しかし、自分の担当しているポストが嫌なのかあからさまに仮病に近い熱中症を訴える者もいました。そもそもこのポンコツ警備員は日頃の生活態度が悪く、そこから来る体調不良だろうというのが周りの見解です。
建物内の仕事でも熱中症になる
施設警備員は建物の中での勤務が殆どです。
外で1日中、交通誘導をしている警備員さんと比較すると天国のような環境なのかもしれません。
しかし、施設警備員が熱中症にならないかと言えばそうでもなく、屋内の仕事をしていても熱中症になる事もあるのです。
その多くは、水分補給が疎かになり軽い脱水症状になり、熱中症のような症状になる事です。
室内で仕事をしていると、それほど汗を掻かないので、普段から水分を補給する癖の無い人だと、いつの間にか脱水症状を起こしてしまいます。
人は1日に、1.5Lの水分を補給しましょうと言われていますが、果たしてどのくらいの人がこの量をクリアできているでしょうか。
建物内だと安心して水分補給を怠る
1日にペットボトル3本分の水分を摂取できている人はかなり少ないと思います。
外で勤務する警備員さんは可能かもしれませんが、室内で勤務する施設警備員では、この量をクリアするのはなかなか難しいでしょう。
全く汗を掻かない訳ではないですが、室内でそれほど体を動かす事が無いと、飲み物に手を出そうとは思いません。
そうなると結果、水分補給が明らかに足りなくなり、屋内にいる状態で脱水症状を起こしてしまうのです。
警備員という仕事上、水分を取り過ぎてトイレが近くなるのを嫌がる人もいるでしょうから尚更ですね。
数時間の立哨中に、トイレに行きたくなって他の警備員さんにトイレ交代をお願いするのは気が引けてしまいます。
また、屋内で勤務出来るからと言って建物の中が涼しいとは限りません。
以前にもお話しした通り、施設警備員は室内での勤務でも意外と暑いエリアにいる事が多いのです。
そんな中で水分補給をしなければ脱水症状になるのは当然の事です。
水分補給は、誰かに言われる前に自分で小まめに摂るようにしましょう。
中にはほとんど水分補給もせず、具合が悪くなってから相勤者に申し出て迷惑をかける者もいるのです。
そもそも日頃の生活がだらしないだけ
そのポンコツ警備員は、今まで誰も具合が悪くなったことの無いポストで何度も「頭が痛い、熱中症になった」と報告してきました。
他の警備員さんも同じようにそのポストで仕事をしているのに、過去に誰一人体調不良になった事がありません。
そのポストも確かに室内の割には暑いのですが、体調が悪くなるほどの環境でもありません。
そんな事が数回も続くと
「あいつ、あの勤務が嫌だから仮病を使っているのでは」
という事を云う人も出てきました。
同じ事が何度も続くと確かにそう疑いたくもなります。
しかし、彼の言っている事は恐らく本当だと思います。
ただし
「恐らく冷房病で熱中症の様な症状だと勘違いしているだけだと思うのです。」
彼は日頃の生活態度が悪く、部屋は汚くエアコンはかけっぱなし。
そんな生活をしていれば、仕事中に具合が悪くなるのは当然です。
丁度、環境の悪い現場でもともと体の調子が悪い為に、頭が痛くなるのだと思います。
始めから規則正しい生活を送り、エアコンも過剰な設定温度などにしなければ体の負担も少なくなります。
そういった自制をしないので、仕事に影響が出てしまうのです。
それを職場の環境のせいにして「熱中症になった」なんてよく言えると思います。
今では水分補給もし、周りに誰一人そういった症状の隊員さんもいないのに気が付いたのか、熱中症を言い訳に具合が悪いという報告は無くなりました。
他の隊員さんが誰一人、具合が悪くなっていない中、自分だけが具合が悪くなる事に「現場のせいではない」という事に気が付いたのかもしれません。
これを機に、自分の普段の生活を改めてくれると有難いのですが。