ペットボトル片手に細密巡回は許されるのか

最近は涼しくなってきたのであまり話題になりませんが、暑い時期の細密巡回時に、のどの渇きを癒す話をしていた時にペットボトルを片手に巡回するのはどうなのか、という事が話題になりました。ここは余りきつくは無いのですが、脱水症状になりそうな現場での巡回は水分補給が欠かせないからです。

スポンサーリンク

飲食しながらの巡回はNG

結論から話すと、細密巡回中に水分補給をする為にペットボトルなどを片手に巡回するのはNGです。

現場によっては数時間かかるような広い施設の細密巡回があると思いますが、それでも何かしらの飲食物を持ちながらの巡回はどこの現場も許可していないでしょう。

 

巡回中は必要最小限の装備品を携帯しています。

余程あり得ない事でしょうが、万が一侵入者と対峙する場合もあるかもしれません。

巡回時は懐中電灯や現場で必要な装備品を携帯しているので、装備品以外の飲食物などを持つ余裕も無いでしょう。

 

巡回中には環境の悪い館内を歩く事になり、水分補給をしないといけない場合もあります。

そんな時に何も渇きを癒すものが無いと倒れてしまう場合もあり得るので、そんな時には予め、小休止できる場所やタイミングを計画しておくと良いでしょう。

小休止は指定された場所で

現場によっては長い細密巡回の場合もあります。

私も過去に2時間以上も歩くような細密巡回をする現場で勤務した事があります。

 

とても大きな商業施設の館内を、一人で全て巡回するのですからそれなりに時間がかかります。

今考えるとあの広さの施設を一人で数時間も巡回させるのはとんでもないな、とそしてよくもやれたものだと感心しています。

数時間も環境の悪い館内を歩けば、ゆっくり歩いたとしても汗は出ますし、のども乾きます。

 

特に夏になると、一回も休憩をせずに巡回するのは中々できる事ではありません。

当時は3~40歳代の警備員がメインで細密巡回をしていましたが、日によっては70歳近い高齢警備員も巡回していました。

そこそこ若い警備員でもキツいと感じていたので、高齢の警備員さんはそれは相当苦労した事でしょう。

 

1度も一息入れずに巡回するのがきつい時は、時間を見て軽く小休止する事も重要です。

無理をして途中で倒れても危険ですから、現場の状況を見て一息入れるべきでしょう。

現場によってはそれを考慮して「休む時は〇〇で」と言われている所もあるかもしれません。

 

当時の現場では、フードコートでなら軽く一息入れても良いと言われていました。

その場所ならウォーターサーバーがあるので、冷たい水を飲む事が出来ます。

私も当時、巡回中にフードコートに差しかかった際にそこで水分補給をしていました。

あの場所で水分補給をしないと、最後まで細密巡回をする事は身体的に危険であったでしょう。

脱水症状には気を付けて

脱水症状は気づかないうちに発症します。

自分では自覚が無くても気が付いたら脱水症状になっていたなんて事も・・。

 

警備員は、特に交通誘導警備員さんは普段から水分補給や小まめな休憩を挟んでこういった対策をされているそうです。

しかし、施設警備員も建物内の勤務の割に脱水症状になる可能性があります。

 

細密巡回の様な数時間も暑苦しい館内を、水分もとらずに歩き回っていては脱水症状を起こしてしまうでしょう。

私の当時居た現場では、それなりにハードな現場であったので脱水症状にならない様に気を使っていた方だと思います。

 

万が一、脱水症状で倒れてしまったら大変です。

自覚症状が出る様では手遅れなので、そうならない為にも先だって小まめに水分補給するようにしましょう。

 

巡回を辞める事は出来ないので、せめて小まめに小休止を入れ水分補給をするべきですね。

余程館内であれば、自動販売機かフードコートのような場所にウォーターサーバーがあるのでそれを利用すると良いですね。

時間があれば、警備室まで戻り自分で用意した飲料を摂取するのもありですね。

 

細密巡回は時間が決められており、中々休憩を取る余裕もないかもしれません。

しかし、そこで無理をして体を壊しては元も子もないので、自分の勤務する現場で時間をうまく活用して水分補給するようにしましょう。

 

警備のしごとのトップページ

スポンサーリンク