施設警備員の仕事は楽だとかキツイだとか言われていますが、それは自分が勤務に就いた現場がたまたまそうであっただけで、どちらとも言えません。そんな施設警備でキツイ現場楽な現場どちらでも共通した辛い業務とはどんなものでしょうか。
楽なはずがキツイ業務に
施設警備の現場は、現場ごとで楽かキツイか変わってきます。
一応そのどちらも経験してきているので、世の中の施設警備の現場全ての事とは言い切れませんが、なんとなく違いは分かるつもりです。
そしてそのどちらも共通して言える「辛い業務」とはどんなものがあるのか考えてみました。
私個人として一番キツイと感じるのが
「仮眠が短くて疲れが取れない」
やはりこれに限ると思います。キツイ現場や楽な現場、そのどちらも仮眠時間はあるのですが、キツイ現場でも楽な現場でも仮眠時間が短いとどちらも辛かったです。
人間やはり寝ないと死んでしまうという事を改めて実感しましたね。
楽な現場なら寝る時間が少なくても何とかなりそうな気がしますが、実際に楽な現場の勤務で、2~3時間くらいしかない仮眠時間の勤務をすると
「非番の日、1日中眠くてボッーとしている」
この状態に陥ります。
身体をあまり動かさない仕事なので、疲労はなさそうな感じなのですが、睡眠時間が少ないと、脳がしっかり休んでいない状態になる様です。
ツラいと感じる事で仮眠時間という人も居れば、それ以外で1日中体を動かしっぱなしなのが嫌な人も居るでしょう。
また、業務を覚える事が多く頭にたくさん詰め込む事が苦手な人も居ます。
施設警備の現場の中にもそういった頭や体をよく使う施設警備の仕事は、避ける人が多い気がします。
キツイ現場はずっと募集中
そんな頭や体をフルに使う施設の現場では、余り警備員さんが長居しません。
人によっては気にならない人も居ますが、警備員の仕事に就いている人の多くはお年寄りであったり、警備の仕事が楽だという印象を持って入社してきているので「思ってたのと違う」という思いから逃げ出してしまいます。
ここで例えとして出しては良くないかもしれませんが、商業施設の現場ではあまり警備員さんが長く務める環境ではありませんでした。
警備員のとしての知識と経験を身に着けるには、商業施設ほど適した現場は無いと思いますが、そこまで高い志を持っていない人にとっては辛いだけの現場だと思います。
覚える事がとにかく多く、広い施設になると1日数万歩は歩くほど体を動かし、これ警備員がする仕事なの?と思う様な事も押し付けられる。
かなりハードな仕事になります。
商業施設という現場でも、規模の違いで楽かキツイかの違いはあると思いますが、ここでは各地方にあるであろう一番大きな商業施設の事を指しています。
経験はありませんが、近所にあるようなスーパー1店舗で構えている商業施設は大規模商業施設とはかなり異なると思います。
そしてその商業施設では人がずっと足りないので、求人を見ると長い期間警備員の募集をしている事と思います。
まあ、あまりお勧めはしませんが、もし楽な現場で警備員の仕事をしたいのであれば、そういったずっと募集している商業施設の求人には応募しない方が良いでしょう。
楽な現場で勤務したい人は絶対に長続きしませんし、すぐ辞められては警備会社側や現場にとって迷惑を掛けるだけです。
数年は警備員の仕事をしよう、警備員という仕事で広い知識を得たい、警備員の資格を取得したい、という様な人は絶対にお勧めできる現場です。
商業施設の現場であれば、知識を得る事が出来、それがそのまま資格取得の勉強につながるからです。
資格を取得する時、休憩時間や自宅などで勉強しなければならないのですが、商業施設の勤務では、仕事そのものが教本に載っている事が多いので、毎日仕事をしていればそれだけで勉強している事と同じなのです。
辞める人と残る人
施設警備員の仕事がツラいから辞めてしまう人がいます。
こういった人達は、警備員の仕事が楽だと思って入社したり、人間関係で辞めてしまう人が多いです。
どんな仕事でもそうですが、楽であったり人と関わりを持たない、というものは程度の差はありますがどこでも同じなのです。
警備員の仕事はたまたまそういった環境が他の仕事よりも多いと思います。
・楽である
・人とのかかわりが少ない
これらを希望していざ入社したらものすごく忙しくて、若い先輩警備員が厳しい・・となり辞めてしまうのでしょう。
こういった仕事がキツイのは当り前、人が厳しいのは自分が無知だから、とポジティブな思考な人ほど直ぐに辞めず、警備員としての知識と経験を積んでいけていると思います。
警備員の仕事をする時にしっかりと下調べをしておくか、楽だとか言う考えをしない様にすれば長く続けられると思います。