施設警備の当直勤務は高齢の警備員さんには拘束時間や仮眠時間など体力面で難しい面がある

交通誘導警備業務と施設警備業務、高齢の人がキツイと感じる仕事はどちらでしょうか。暑い寒いなどの環境を考えると、交通誘導警備業務も大変だと思いますが、施設警備業務の場合当直勤務となると、若い警備員さんは何とかなるとして、高齢の人がやるにはややハードな気もします。ただでさえ長い拘束時間、仮眠時間があるとはいえ体が休まるほど寝られやしない、これらを考えると意外と施設警備業務も大変だと思うのです。

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交通誘導警備業務と施設警備業務

警備員の仕事として、交通誘導警備員さんと施設警備員ではどちらが仕事がキツイと言えるのでしょうか。

基準となるものによって答えが変わるので何とも言えませんが、それぞれにキツイであろう面があると思います。

 

個人的には外の業務は嫌なので、交通誘導警備員さんは大変だと思いますが、施設警備員としてこれまで働いてきて

「ああ、これはキツイだろうな・・・」

と思う様な面が施設警備業務にもあります。

 

その中でも、当直勤務というのは代表的なものだと思っています。

当直勤務は24時間勤務という長時間にわたる勤務となっています。

 

24時間勤務と言っても、24時間働きっ放しというわけではなく、長い待機時間や仮眠時間があり正味16時間程度の勤務時間となっている所が殆どです。

ただでさえ長い拘束時間なのに、労働環境の悪い現場もあり、そんな現場の配属になった時には、一刻も早く別の現場へ異動したいと思うほどです。

施設警備の当直勤務の過酷さ

そんな当直勤務ですが、これが高齢の警備員さんともなるともっと大変だと思います。

当直勤務は、長い時間拘束されるので高齢の為に何かしらの病気を患っていると、勤務に着く事自体出来ないかもしれません。

 

そして現場によっては劣悪な環境下で働く事になります。

長時間の労働なのにその勤務中ずっと空調が効いていない職場だったり、1日ヘトヘトになるほど忙しい、また季節によっては汗を大量に搔く職場なのに、シャワー室が無いなど珍しくありません。

 

またどこの現場でもある事ですが、当直勤務は仮眠時間が与えられていますがその仮眠時間が絶望的に短く、またその短い仮眠時間では1日の疲れが取れません。

酷いときは夜中に発報してまともに寝られないなんて事も・・・。

 

これでは高齢の警備員さんが働くには余りにも過酷すぎます。

過去には1日の業務がキツイ現場で、それでも当直勤務に入っていた高齢の警備員さんがいましたが、今思い返しても良くあの現場で頑張っていたなと感心しますね。

 

現場によっては十分務まる

施設警備の現場は当たりハズレの差が比較的大きい仕事だと思います。

これまでに自分なりにキツイ現場とラクな現場を経験してきましたが、キツイ現場での当直勤務は本当にツラいです。

 

このツラいというのが業務が激務で辛い、というのと空調が効いていなかったり、設備が満足に揃っていない、という意味と様々です。

そんな現場で高齢の警備員さんが勤務するとなると、肉体的にも精神的にもついていけず長続きしなかったりします。

 

そうかと思えば、高齢の警備員さんでも十分仕事に付いていける現場もあり、配属先次第で施設警備ライフは大きく異なるでしょう。

もし施設警備の仕事を考えている高齢の人は、配属先によっては非常にキツイ現場があるという事を忘れず、場合によっては早々に転職する事も考えた方が良いです。

 

せっかく入社した警備会社に申し訳が無い、と思うかもしれませんが、この先数年このキツイ仕事を続けて体を壊す事を考えたら、転職なんてどうって事はありません。

無理して長く続けて体を壊しても、何にも得はしませんからね。

 

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