警備員になる前に新任研修というものがあります。これは警備員になろうとする人は必ず受講しなければならないもので、警備会社によって3~4日程度の日数講習を受ける事になっています。この期間はまだ希望する現場の仕事は出来ない為に、人によって期待や不安、または焦りを感じる人がいると思います。
新任研修を受ける期間に思う事
警備員は入社して現場で仕事に就く前に、新任研修という研修を受けなければなりません。
警備会社によって期間は多少異なりますが、3日から4日程度座学などの講習を受けるのです。
警備員として仕事をする時に、警備業法という警備員専用の法律があるので、現場に就く前に学んでから配属されるのです。
この期間の時に、脱落してしまう人も少なくなく、同じ日にスタートした新人さんが3日目から来なくなった事も実際ありました。
誰もが警備員の仕事をする為に面接をして採用され、さあ働くぞと意気込んだ所で数日間の座学が始まるので、勢いを挫かれてしまうのかもしれませんね。
そんな新任研修ですが、現場に就くまでの研修期間中に色々な事を思う人がいると思われます。
期待と不安と焦りを感じる理由
面接の時に現場に配属される前に、新任研修が数日間あると聞かされているはずなので、承知はしていると思います。
しかしいざ始まってみると、学校を卒業して何十年間も勉強というものから離れていた人にとっては、非常に面倒なものなのかもしれません。
警備員の仕事が早くしたくて待ちきれない人にとっては、新任研修もワクワクしているのかもしれません。
また、配属先の現場を知らされていても仕事内容が想像つかず、自分に務まるのかと不安に思っている人もいれば、新任研修を受けるのが嫌で研修が終わるまで我慢できない、なんて人もいます。
本来なら、採用されて現場で研修しながら働くと思っている人も少なくないと思います。
それが、何日間も現場とは違う別の場所で座学を受けるのかと思うと、色々思う所があるのは当然ですね。
しかし、この期間でも研修を受けている新人さんがどの様な人物なのか、という事を観察されているかもしれないので注意は必要です。
研修期間中にどんな人物か見られてる?
新任研修は数日間あり、その間、同じ講師の方が指導していただけると思います。
毎日同じ顔を合わせるので、講師の方も新人さんがどの様な人か分かってきます。
もしかしたら会社によっては、その期間で新人さん一人一人の人物像を観察しているかもしれません。
毎日居眠りしそうに、うつらうつらしていた人や、話を聞いているのかいないのか、ボケーっとしている人、またはメモを取り真剣に話を聞いている人など、研修を受けている人が少数であるほど、一人一人がどんな反応をしているのか、という事も非常に分かり易いです。
講師の方が研修中に新人さんの態度を観察して、その後現場に配属された際に、どの様な評価をするのかは分かりませんが、研修に態度の悪かった新人さんは、ずっと印象に残る事でしょう。
また、新任研修を受けた本人としては、研修中に現場への不安などもあったかもしれませんが、いざ現場へ配属されればそんな不安は無くなります。
現場では座学などなく、実際に体を動かして業務を覚える事になります。
そしてこの時に、現場での業務をする際に、新任研修中に学んだ警備業法についての警備員の行き過ぎた行動をしてはいけない、というラインが分かる様にもなるのです。
新任研修で学んだ事は、現場での日常的な業務の参考にはならないかもしれませんが、警備員として行動する時の制限に関しては非常に役に立つのです。
これをしっかり身に付けておかないと、現場で行き過ぎた行動をしてクレームになり、最悪現場を外されてしまう事にもなるのです。
一見、くだらない研修と思うかもしれませんが、仕事をする上で自分の身を守る為の指導をしてくれている、と理解しなければ現場へ配属されても自分が困る事になるのです。