警備員は警備業務を実施する時に色々な備品を使用しています。この時、警備会社によって各備品が会社が経費で手配し、現場の隊員で共用で使用する物もあれば、個人がそれぞれ自分で自腹で購入して用意して使用する場合があります。一見、会社の経費で備品を手配して貰えるのが良い様に見えますが、長らくいろいろな警備員さんを見てきて、備品は個人で用意居して自分で管理するのが良い、という結論に至りました。
警備員の備品はどんなものがあるのか
警備員は施設警備や交通誘導警備に限らず、業務で様々な備品を使用しています。
それこそ、警備業に限った備品に留まらずメモ帳やボールペンなど、どこの企業にもある様なものまでたくさんあります。
警備員が業務で使用する備品は、懐中電灯や印鑑、雨具など現場によって必要な物が異なり、会社が用意してくれるものもあれば、初めから個人が用意する必要な物もあります。
制服の一部としても、革靴や白手袋、キーケースなど会社によって共用の物もあれば個人で用意するモノなど異なっています。
今まで警備員として色々な警備員さんと仕事をしてきましたが、備品に関して言うと個人で用意した方が良い、と思うものが多い印象です。
個人で用意した方が良いメリット
警備会社が経費で備品を購入し現場へ手配してくれるのは、個人が余計な出費をしなくて良い、というメリットがあります。
備品によっては意外と高価な物もあるので、自腹で購入する事を考えると助かりますね。
しかし、備品を共用で使用するという事に関しては、過去を振り返ってもあまり良い印象がありません。
というのも、例えばボールペン一つとっても共用で手配して貰っているモノは、警備室内にペン立てに入っているモノをいつの間にか誰かが自分の胸ポケットに入れてしまう人も居ます。
共用で使用する物なので、使用したら元の位置に置いておいてもらわないと次に使う人が困ります。
また、物の扱いの荒い警備員さんも少なくなく、懐中電灯などを巡回時に使用した際に、どこかでぶつけたり落としたりして破損させ知らん顔している者もいるのです。
弁償しろとは言いませんが、一言伝える事すら出来ない人も居るのです。
更に使用後に片付けず机の上に置きっ放しにし、気付いた警備員さんが片付けるなんて事も。
損な扱い方をする位なら、自分で購入して大事に使用した方がマシだと思えてしまうのです。
個人で購入して使用する分には、どれだけ荒っぽく使っても壊したのなら自分でお金を出して再度買えば良いだけなので、誰も嫌な気持ちにはなりません。
備品を共用で使用するという時に、備品を扱う際にマナーの悪い人が多い様な現場は、備品は個人で用意させるのが一番の解決策だと思いますね。
備品によっては個人で用意出来ない物もある
しかし、警備会社によっては備品を個人で用意出来ない物もあったりします。
例えば冬の時期に使用する防寒着は以前の警備会社では、個人用にと貸与されず現場に数着与えられていました。
その為、誰が汚したのか分からない様な汚れが付いたままになっていたり、汚れていても「誰かが洗うだろう」と人をあてにしてそのままになっていました。
また、無線機なども会社が用意しなければなりませんが、共用で使用しているので丁寧に扱う人も荒っぽく扱う人も同じものを使用します。
共用で使用する物の場合、いくら丁寧に扱っている人がいても、その警備隊の中に一人でも荒い使い方をする人がいれば、直ぐに壊れてしまうのです。
警備員という人は色々な人が集まっています。
「備品を丁寧に扱いましょう」としていても、どうせ誰がやったか分からないだろうという認識なのか、壊れても名乗り出る人がいなかったりします。
こんな結果になる様なら、初めから備品は全て個人で用意する、としてくれた方が有難いと思う人も少なくないと思います。