賃金が安くてもラクが取りえの現場で契約内とはいえ日に日に警備業務が増えるのはメリットが無し

以前の現場で業務はラクなのですが賃金が安い、と云う所がありました。賃金が高くて楽なのが理想ですが、まあ業務がラクだという方を優先し、安い賃金でも我慢していました。しかし、月日が経つにつれ、契約内の範囲で警備業務が日に日に増えていき、とても「ラク」とは言えない状況になった時はさすがに「安い賃金で仕事がきついのは勘弁して」という状況になったのです。

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契約内で仕事が増える事はある

以前の現場は、賃金は安かったのですがその分仕事はラクな現場でした。

忙しかった大型商業施設の勤務から、ラクな警備業務の現場へ移ったので、例え収入が減ったとしても、体の負担が少ないという現場は精神的にも良かったと思います。

 

そんな現場で仕事をしていたのですが、クライアントの警備担当が変わった時、警備員の仕事が増えたのです。

仕事が増えるにあたって事前に隊長でもある私と警備会社側へ相談があり

 

「契約内の範囲になるので問題ないですよね」

 

という話し合いの元、新たに警備業務が増えていきました。

この時、いくつかの警備業務が増えていき、気付いたら現場の警備員さんの負担が結構増えていた記憶があります。

 

巡回のエリアの増加や、鍵の貸出し本数の増加など、一応時間内に実施する事は出来ますが、以前よりも確実に業務量は増えています。

これだけ増えたら「ラクな現場」とは言えないな、と思ったものです。

安い賃金でラクな現場かでキツイ現場で高給か

当時その現場に配属した時「業務量も少なくてラクな現場だ」と有難がったものです。

確かに賃金は他の現場より安かったのですが、その分仕事も少ないのでラクな仕事を選択した身としては、納得はしていました。

 

施設警備の現場は、仕事はきついが給料が高い、または仕事はラクだがその分給料も安い、というパターンがあります。

まあ、全ての現場がそうとはいかず、キツクて薄給、ラクで高給、なんて色々な意味でヤバい所もあるのです。

 

そんなラク安い賃金の現場で働いていたのですが、ある時を境に仕事量は多くて賃金は安い、という現場に変わっていってしまったのです。

これでは、ラクな現場で働きたいという自分の希望に反した状況になってしまいます。

 

警備員の多くの人は、個人の都合で給料が沢山欲しいのか、給料が安くても良いのでラクな現場で働きたいのか、と様々だと思います。

施設警備の現場は、そう簡単に仕事量の変化はないものですし、短期間で給料も上がったり下がったりはしません。

 

ですが、まさか自分の現場で短期間に警備業務がこうも変化するとは思いもしませんでした。

こうも業務量が増えるのであれば、それなりに給料も上げて欲しいな、と思ったものです。

 

契約に無い仕事はしない様に

通常、施設警備員は契約に基づいて仕事をしています。

館内のどこどこの巡回を各〇〇時に何回する事。

〇〇時から〇〇時まで出入管理をする事。

 

など、やるべき事ややるべき時間が取り決められ、基本的に契約外の仕事は引き受けてはいけない、またはやらせてはいけない事になっています。

しかし、中にはそういった契約外の仕事も平気で警備員にやらせようとするクライアントの従業員もおり、またその事を知らない警備員も、受けたりしています。

 

本当なら現場の隊長が隊員全員に「契約外の仕事は引き受けるな」とくぎを刺しておくべきなのでしょうが、まさか無知な従業員が仕事を押し付けて来るとも思っていないのか、周知されていない場合もある様です。

しかし、今回の様に契約内の範囲で、警備員の仕事量を増やす様な事も出来てしまい、現場の隊員さんたちもかなり苦労していました。

 

あれから別の現場へ異動する事になったので、更にそれ以上業務が増える兆しがありましたが、どうなったか分かりません。

自分の働き方や収入などを考慮して、希望に合った現場で働けるのが一番ですが、中々そうもいかないという事を思い知らされた出来事でした。

 

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