仕事中と待機時間かを区別するのに制帽を被っているかいないかで判断する時に制帽を被って休憩する危険

警備員が他の人から「仕事中か休憩中か」を判断されるときに、制帽を被っているかいないかという点は分かり易い見た目かもしれません。実際多くの警備員さんが待機中は脱帽しているのではないでしょうか。そんな見た目で休憩中と分かる制帽ですが、待機中でも制帽を被ったままの警備員が居ました。制服を着てさらに制帽も被った状態で喫煙室でタバコを吸っている時、周りの人はその警備員が休憩中だと理解できるのでしょうか。

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待機中は警備員と知られない様に

施設警備員も交通誘導警備員も同じですが、警備員は休憩時間中は余り制服を着た状態でうろうろしたくないものです。

制服を着た状態で現場の近くや施設内を歩き回っていると、他の人から見た時

「あの警備員仕事中なのに、ウロウロしてサボってる」

と勘違いされる可能性があるからです。

 

若しくは休憩中にもかかわらず、お客様から声を掛けられることだってあり得ますよね。

むしろこちらの方の問題が気になるのか、休憩時間中に歩き回る時は制服の上から何か一枚羽織って、制服が見えないようにする事でしょう。

実際に今の警備会社では、待機時間中に施設内を歩く時は、上着を羽織って警備員の制服がみえない様にするべし、とされています。

 

会社側の思惑としては、制服を着た警備員がタバコを吸いながら歩いているというのを、たとえ休憩時間中だったとしても、見た相手は

「警備員が仕事中にタバコを吸っている、けしからん」

とクレームが入るのを不安視しているのだと思います。

 

本人は休憩中なので堂々としていても、他の人には仕事中なのか休憩中なのかは分かりません。

そこで制服の上に何かを羽織る事で、ぱっと見で警備員と分からない様にしよう、という事だと思います。

何か上から一枚着込むことで「仕事中でないかも」と思われればよいのです。

そしてさらに制帽も脱帽する事で、なお見た目が警備員と分からない様に見える事でしょう。

 

しかし以前、休憩中にもかかわらず、タバコを吸いながら上着も羽織らず、また脱帽もせずに敷地内を歩いている警備員が居ました。

周りからどう見られているのか

休憩中に敷地内をタバコを吸いながら歩くというのは、この現場では別に悪い事ではありません。

しかもまだ当時は、喫煙に関する厳しい規則が無かったので、せいぜい歩きタバコのマナーが悪い、程度だったと思います。

まあ、クライアントの敷地内で歩きタバコをするという行為がよろしくないと言えばそうなのですがね。

 

そんな休憩時間中に、その警備員は勤務時間中の警備員の姿と全く同じ格好で、タバコを吸いながら歩いていたのです。

同僚の警備員は彼が休憩時間中であるという事は当然承知しています。

 

しかし、同僚の警備員以外の一般の人は、仕事中の警備員と全く同じ格好をして歩いている警備員が休憩中か仕事中かの見分けはつきません

そんな警備員がタバコを吸いながら敷地内を歩いているのです。

一歩間違えば

 

「警備員が仕事中にタバコを吸いながら歩いている」

 

なんてクレームが入る可能性だってあります。

まあ、常識的に見て仕事中にタバコを吸いながら歩くなんてありえない、などと見た側の人がそう空気を読んで、彼が休憩中なのだろう、と理解してくれているのでしょう。

 

しかし、中にはそう理解してくれる人ばかりではないので、誤解されない様にも

「休憩時間中は脱帽し、制服を着ている姿が見えないように上着を羽織る様にする事」

と、傍から見て仕事中と休憩中というのが分かる様にしよう、という事なのです。

どこの現場も規則が不徹底

この、仕事中なのか休憩中なのかという対策は、警備会社ごとで様々な感じがします。

施設によってはクライアントの方が厳しく徹底させている所もあれば、全く気にしないクライアントもあります。

 

そして警備会社が厳しく指導している所や、一応指導はしてもそこまで厳しくしていない所もありました。

そんな色々な指示を出すのを見てきているので

 

「絶対にこの指示が正しい」

 

という結論が無い事を知りました。

確かに、仕事中なのか休憩中なのかという第3者から見られた時に判別しやすい格好というのはあるべきだと思います。

しかし工夫一つで、脱帽しなくても上着を羽織らなくても何とかなるものなのです。

経験した現場の数が少ないと、現場ごとで対応が異なる、という事を学ぶ事が出来ません。

今回の様に「見分けがつく様に」という事さえクリアできるのであれば、色々なやり方あるという事を知っておく必要がありますね。

 

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