高齢警備員の中には警備業がサービス業だという認識が無い人もおり、未だに警備員として偉ぶった態度を取る様な者もいます。そんな中、出入管理の受付で来訪者に対しタメ口で会話をする高齢警備員もまた、サービス業という認識が低い為に出る態度なのかもしれません。
高齢警備員は来客にため口を使いがち
今まで見てきた高齢警備員の多くが、出入管理の受付場で来訪者に対し「タメ口」で対応する傾向にあります。
相手は若い方から年配の方まで様々です。
大前提に、高齢警備員は周りの人よりも年齢が上という事から、受付で対応する殆どの人が自分よりも年下です。
それが理由で年下の者に話す時の言葉遣いが、どうしても敬語になりにくいのかもしれません。
しかし、たまに高齢警備員よりも年配のトラックドライバーの方も見えますが、それでも言葉遣いはタメ口なのです。
フレンドリアーナ対応をしているつもりなのか
タメ口を聞くのは何も高齢警備員に限った事ではありません。
まれに若い警備員でも来訪者に対してタメ口で対応する者もいますが、高齢警備員より圧倒的に少ないと言えるでしょう。
若い警備員は来訪者に対してタメ口を使わず、高齢警備員は来訪者に対してタメ口を使う、この大きな違いにあるのは
「警備業がサービス業と理解しているかどうか」
にあるのではないかと思います。
若い警備員は、「警備業務はサービス業」だと指導を受けなくても、しっかりと理解して仕事をしています。
警備員の仕事を仕事と理解して、相手をお客様として対応しているのです。
しかし、高齢警備員の中でもサービス業経験の無い人は特に、サービス業向けの言葉遣いが出来ません。
高齢警備員を見ていて、全ての言葉遣いが出来ていないという訳ではありませんが、ふとした会話にタメ口が出てしまっています。
これはもしかしたら彼らなりの「フレンドリーな対応」を意識して話しているのかもしれませんが、年配の人が若い人にしかもお客様に対してタメ口で話すのは、多少の威圧感を与えてしまっています。
高齢者が年の下の者に対して、丁寧な口調で話す方が余程格好よく見える、と言うのに気が付いていないのでしょうか。
そして、サービス業である限りお客様に対してタメ口は必要ない、という事も分かっていないのかもしれません。
しかし状況によってはため口は有効
しかし、いくらサービス業だからと言って、ずっと丁寧な口調で話し続けるかといえばそうでもありません。
相手との歳の差、また会話の流れによってはタメ口を使った方が上手くコミュニケーションが取れる時もあります。
これが使い分けられると、警備員として出入管理をするのに「受けの良い警備員さん」となれるのですが、ここまで話してきた高齢警備員のタメ口にはそれが一切見られません。
聞いていて明らかに、偉ぶっている態度が見える言葉遣いなのです。
中にはサービス業経験者の高齢警備員さんは、出入管理の受付時にこの使い分けが上手く出来ており、お客様との会話を聞いていても丁寧な言葉遣いとタメ口のバランスが素晴らしいものになっています。
こういう高齢警備員さんは見習う価値がありますね。
高齢警備員さんの多くは、お客様の対応時についタメ口が出てしまいます。
警備業はサービス業であるという認識を強く意識して、どんな年齢のお客様でも丁寧な言葉で対応出来る様心がけて欲しいものです。