夜勤の勤務中に居眠りをする警備員を見た事があります。殆ど人が通る事は無くても、関係者でもある従業員は稀に通っています。その時にもし受付にいる警備員が寝ている所を見られた時、委託側でもある従業員はどう思うでしょうか。そんな警備員に自分の施設は任せられない、としてクレームを入れ他の警備員に替えるように警備会社へ報告するのです。
夜勤に人がほとんど来ない現場
施設警備業務には、夜勤の仕事があります。
夕方以降に現場へ上番し、次の日の朝まで仕事をするのです。
多くの場合は待機時間はあるものの、仮眠時間は無いと思います。
大体10時間程度の勤務時間になるので、数時間の仮眠時間があると勤務時間が少なくなってしまいます。
9時間働いて、そのうち1時間が待機時間。
というのがよくある夜勤の勤務体系だと思います。
そんな夜勤の勤務ですが、施設警備の夜勤は比較的ヒマな所が多いのではないでしょうか。
多くの施設では夜間は建物を閉鎖してしまう所がたくさんあり、施設警備員が夜勤として働くのは、設備関係の管理とごく少数の関係者の出入管理業務だと思います。
夜勤の施設警備員は、同僚の隊員も仮眠で寝ている場合が多く、また出入管理の業務をしていても、人がほとんど来ない為にヒマすぎて居眠りをしてしまいそうになる人も少なくありません。
しかし、だからと言って本当に居眠りをしてしまうと大変な事になるのです。
夜勤に居眠りをして見つかる
夜勤の施設警備員は勤務中、ヒマすぎて居眠りしそうになるのですが、本当に居眠りしてしまうと大問題になる事があります。
まず、人がほとんど来ないとはいえ、外への出入り口が開いている様な現場では、夜間でも人が通る事があるかもしれません。
そんな時に居眠りをしていたら、本来関係の無い人を通さない様にしている役割があるのに、居眠りをしていた事で無関係な人でも施設内に入る事が出来てしまうかもしれません。
多くの施設では外への出入り口は施錠されていて、必要がある時だけインターホンなどを使用し、確認をしてから中へ通す現場なら余程大丈夫かもしれません。
しかし、施設内にいる従業員が受付の前を通りかかった時に、警備員が居眠りをしていたら人が来た事に恐らく気付けないでしょう。
警備員が寝ている所をバッチリ見られてしまいますね。
以前にも夜勤の警備員が、出入管理の受付にいる時に、居眠りをしている所を何度も目撃され、とうとうクライアントからクレームが入り出入り禁止となった事がありました。
散々、「夜勤の仕事中は居眠りすると従業員からクレームが入るから気を付けろ」と指導してきたにもかかわらず、何度も目撃された挙句のクレームだったようです。
それまでは、目撃した従業員の方も初めのうちは目をつぶってくれていた様でしたが、最後には堪忍袋の緒が切れたようです。
見る度に、毎回同じ警備員が受付場で居眠りをしているのを見かけたら
「アイツはやる気あるのか?!」となるのも当然です。
他の人はクレームが入った事は無かったので、この警備員だけ毎回居眠りしていた様でした。
それならばなぜほかの警備員は居眠りする事無く勤務が全うで来ていたのでしょうか。
居眠りするよりはマシな行為
夜勤の仕事中に居眠りせずにいられる一番の方法は
「夜勤の日の日中にしっかり睡眠を取っておく」
これに限ると思います。
夜勤の経験がある人なら、そんなこと当たり前と思うかもしれませんが、周りの警備員さんの中には、意外と日中に寝る事が出来ずそのまま夜勤に臨む人も少なくありませんでした。
そうなると、その日は徹夜で仕事をしている様なものなので、夜中に睡魔に襲われて居眠りしてしまうのは当たり前ですよね。
そうならない様にする為に、夜勤の日の日中は寝られるように普段から習慣づける事が重要です。
後は、夜勤の時間帯に居眠りしない様に、何か集中出来る事をするのも良い案だと思います。
基本的に仕事中はよそ事は禁止です。
読書やスマホをいじったりする事はもちろん禁止されていますが、夜勤の間は同僚の警備員を始め周りに人がいません。
来訪者もほとんどなく、残留中の従業員が数名通るかどうかです。
そんな静かな状況でなら、何かよそ事をしていても人が来れば直ぐに気づけます。
そう、誰か人の気配がした時によそ事を止めて「すぐに仕事に戻れる」という事が出来るのであれば、多少の事は許可していました。
もちろん出来ないのであれば、夜間ずっと前を見てただじっと座っていれば良いのです。
現場によっては、それほど人が来ないのに出入管理業務をしている施設警備の現場もあるのです。
全ての施設警備の夜勤がこのような所では無いと思いますが、もしかしたらもっとラクな夜勤の現場もあるかもしれませんね。
夜勤の仕事は周りに誰も居ない事が多いので、色々な事が出来てしまったりしますが、居眠りだけは前を通りかかった人に気付けない事が多く、また居眠りを見られた時の印象も最悪なので、勤務時は気を付ける様にしましょう。