認知症の警備員は勤務できるのか

警備員の半数近くの人が60歳以上の人たちです。求人などを見ても分かる様に定年を越えた方であっても採用をしてくれる業界なのです。しかし現場の実態は業務にもミスが目立ち、ただ単に「仕事の覚えが悪いのか」「認知症になってしまったのか」とデリケートな問題だけに指摘しづらい状況でもあるのです。

スポンサーリンク

仕事のミスが認知症のせいなのか

うちの現場でも60歳以上の隊員さんは半数以上います。

皆さん他の若い年齢の警備員と同じように、元気に働いています。

しかし、若い年齢の警備員と同じように出来ないと感じる事もまれにあるのも事実です。

その最たる問題が

 

業務に関する事でミスが多いのと、仕事の手順を間違える事です。

 

本当に些細な事で、気にしなければ何という事もないのですが、若い警備員はほとんどやらかさないような事を、高齢の警備員さんだと話題に上がるほど件数が多いのです。

中には「認知症では・・」という隊員もいますが、私自身の周りで認知症を発症した人がいないのでこういったミスが認知症によるものなのか分かりません。

 

特に最近ある高齢の警備員さんは、仕事のミスが目立つようになりました。

長い付き合いの警備員さんですが、昔から仕事の規則に関する面でおおらかな所はありましたが、最近はそのおおらかさを越えてミスが目立つような気はします。

業務の流れで他の隊員が「あれ、〇〇出来ていないけど」「〇〇が記載漏れしてるけど・・」といった仕事のミスを遡ると、その例の警備員さんにたどり着くことがほとんどです。

 

・業務指示を確認していないのか

・業務指示は確認したが忘れてしまったのか

・仕事に対して反抗的な態度を取っているのか

 

これらのどれかに当てはまるのかもしれませんが、どれに当てはまるにしても問題ありですよね。

で、周りのうわさになっているのが「認知症では・・」という事なのです。

 

しかし本人にとってみれば仕事の流れは昔からほとんど変わっていないので、特に難しい事をしている訳でもありません。

まあ、若干ソリの合わない所はありますが、だからと言って仕事を投げ出すような性格でもありません。

にもかかわらず、今までやっていた事が出来なくなってきている・・

本人に聞いても「覚えていない」もしくは「自分ではないと思う」という・・

これはどういった判断すればよいのでしょうか。

自分が認知症を発症しているか気づいているのか

仕事の面で失敗があった時、今回の件に限らずみんなに確認しています。

これは別に犯人を見つけ出すのが目的ではなく

 

「再び同じ様な失敗を繰り返さないようにする為にはどうすればよいのか」

 

とみんなで共有するためです。

これを繰り返せば、そこの警備隊の質が上がり結果みんなの仕事がやりやすくなるのです。

しかし、今回の問題はその流れにはなりませんでした。

 

初めに彼が否定した事で、再度同じような問題が出た時に

「彼は否定するけど恐らくこれは彼のミスだ」

という事が分かり初めに否定した事で

「もしかしたら本当に覚えていないのでは?もしかして病気?」

という流れになりました。

 

結果彼のミスに指摘する事が出来なくなり、今では回りが彼がまたミスをしても周りがカバー出来るように注意して頂いている状態です。

今のところまだミスはたまに発生します。

しかし、今では回りが彼をカバーしているのでクライアントまでミスが行くようにはなっていません。

唯一疑問に思う事は

 

「彼本人は、自分がこういったミスをしている事に自覚があるのか」

 

という事です。

周りは本人に指摘しづらい

まだ認定はされていないので何とも言えませんが、もしこれが認知症だとしたらどのように本人に伝えたら良いのでしょうか。

いや、それ以前に本人に伝えてよいものなのでしょうか。

 

「あなたは病気です」

 

なんてふつうは本人には言えませんよね。

ましてや本人に自覚がなければ憤慨してしまうかもしれません。

病気の自覚がないのに病気だと言われるわけですから・・。

 

そういった状況から仕事のミスを指摘しない方が良いのでは・・という話が数名の隊員さんと話した結果でありました。

今くらいのミスなら、我々でカバーできる。という判断です。

しかし隊長としては、次どんなミスが発生するかわからない以上一応会社に報告しておこうかと思います。

今すぐ彼をどうかするという事ではなく、経過を見守り大きな問題になりそうであれば会社として動いてもらう、という流れをお願いしました。

 

一応、本人は働く意欲はあるので、大事な問題にならないよう見守れるうちはこのままで良いかなと思います。

 

警備のしごとのトップページ

スポンサーリンク