警備員は実は意外と差し入れを貰う機会が多いです。ただし、食品を扱っている施設に限りますが。そんな中でも商業施設は飲食店も多く、差し入れを貰える機会はとても多いです。しかし、施設によっては廃棄用の食品を捨てずに人にあげる行為を禁止している所も多いので注意が必要です。
廃棄用のモノは警備員に食わせておけ
食品店側の心情は分かりませんが、閉店間際でごみの片づけも終わったが、まだ売れ残りの商品が残っている。
これが売れなかったら廃棄しなければならないのでまたごみが増える・・。
「そうだ、帰りに警備室の前を通るからその時に警備員にあげてしまえば」
もし、こんな悩みを持って毎回警備室へ差し入れを持ってきてくれているのであったら
「大歓迎です、なんでもいただきます」
と即答するでしょう。
警備員に廃棄用の商品を上げるのは、なんか悪い気がする。
なんて言う気づかいは全く無用です。
別にさっきまで店頭に置いてあったものなので、腐っているわけでもないでしょうし、お金の無い警備員にとって差し入れとして頂けるのであればなんでも受け入れますよ。
施設は閉店しても警備員はまだまだ仕事で、あの時間帯は小腹も空いている時なので丁度助かっています。
廃棄は警備員が受け取りますよと言いたいくらいです。
私がいた商業施設でも、お店の人が帰りがけに警備室に売れ残りを置いて行ってくれる事が度々あったので、警備室内はちょっとしたパーティーが出来るほどたくさんあった日もありました。
ちなみに、私が個人的にお気に入りだった差し入れは、精肉店のから揚げとスイーツのお店のケーキでした。
警備室に居れば食べるものに困らない
警備員が飲食店の従業員と仲良くなると、意外と良い事もあるのです。
別に初めからそれが狙い、という訳でもありませんが、食事やおやつ用としてよく買い物にも立ち寄っていたので、結果従業員と仲良くなれたのです。
その為、交流のあまりない飲食店からの差し入れは殆どありませんでしたら。
自分の食べたいもののあるお店で買い物をするから、飲食店側も気軽に
「警備員さんどうぞ~」
と差し入れをくれるのです。
私以外にも他の警備員さんが他の飲食店の従業員と仲がいい場合もあるので、警備員の顔が広いほど、警備室にくる差し入れの数も増えます。
多い日は、当直勤務の警備員では食べきれないほどの差し入れが来て困った事もありました。
閉店時の警備室は、これだけでお腹が一杯になるほどの差し入れで無理にでも夜食として食べていました。
まあ、嫌いな物なんて差し入れとして来る事は無いので、全く嫌では無かったですがね。
そもそも差し入れは問題無いのか
それでも現場によっては差し入れが禁止されている所もあるので注意が必要です。
施設で販売しているものの多くが、長期保存できるようなものではありません。
出来立てを提供しているお店が多く、すぐに食べられるものばかりです。
その為、売れ残ったからと言って自宅に持ち帰ったり、人にあげたりして時間が経つと品質が落ちて食中毒を起こす可能性もあります。
廃棄予定の食品で食中毒を出してしまう不祥事を無くす為にも、施設側は禁止しているのだと思います。
なので、そういった施設では警備員が堂々と廃棄品を要求したり、警備室前で当たり前の様に受けとる行為は控えた方が良いでしょう。
挙げる側も貰う側も、いけないと分かりつつやり取りしているので、お互い黙っていると思いますが、それを見ているほかの従業員さんはしっかり見ていますよ。
小腹が空くのが分かっているのであれば、営業時間中にお金を出して買えばよいのです。
その方が、お店にとっても良い事ですから。
商業施設を離れた今では、警備担当のお姉さんがたまにお菓子をくれる程度になりましたが、商業施設へお勤めの警備員さんは、差し入れの規則を違反しないようお気を付けください。