高齢警備員が真っ暗な階段をゆく

施設警備の巡回時に外階段を昇り降りするエリアがあります。外灯も無く真っ暗な階段で、懐中電灯が無いととても危険です。比較的若い警備員は心配ないですが、年配の隊員さんだと懐中電灯があっても少々危ない感じがします。

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真っ暗内階段は懐中電灯が必須

先日、年配の隊員さんと階段の巡回について話をしました。

ここの現場には外階段の巡回があり、そこのエリアは外灯が無いので周りが真っ暗なのです。

その外階段は避難階段としていない様で、照明も付いておらず足元も見えません。

その為、懐中電灯が必須です。

ここの施設内は共用部に人感センサーが付いているので、警備員の巡回に懐中電灯が無くても見回る事が出来るほどです。

しかし、全てのエリアにセンサーがあるわけではないので、懐中電灯なしでは巡回にいけません

更にその外階段エリアは、真っ暗なので懐中電灯は必ず必要です。

その階段エリアで、その年配隊員さんは

「暗いのはもちろんですが、懐中電灯があってもあの暗さは年寄りには厳しいですよ」

という事でした。

 

若者は年配者の気持ちが理解できない

これは自分が経験していないので、話を聞いて初めて知る事が出来ました。

要するに、暗いのは危ないですがさらに階段の昇り降りが体に厳しい・・という事です。

高齢警備員は明るくても危険だ

ある程度若い世代です、と階段の昇り降りは肉体的にきついかもしれませんが、何とかこなす事ができます。

しかし、年金を貰っている様な歳の方にとってはとても厳しい動作のようです。

いくつもある階段を4階上まで昇り降りするのは、若い世代の隊員にとっても一苦労するのに、年配者の警備員の方にとっては一休みしながらでないとやりこなせないそうです。

暗いから大変だ・・

という問題だけでなく、肉体的にも大変である・・という問題を彼は教えてくれました。

巡回しなくても良い方法

階段の昇り降りがきついから、巡回しない・・

という選択肢はありません。

巡回エリアは契約で決められているので、個人の理由で巡回をするしないを決められるはずもありませんね。

しかし根本から問題を解決すれば行かなくて済む方法もあります。

それは

階段を利用する各出入り口の扉の施錠確認を内側からにする・・

です。

ここの階段の巡回は建物の中の扉の施錠確認をしていません。

その為に、外から扉の施錠確認をしているのです。

巡回路として確認していますが、クライアントに提案して内側からの確認が許可されれば、暗い外階段を回避でき、更に内側のエレベーターを使用して上層階まで行けて巡回が出来るかもしれないのです。

警備員の都合で巡回路を変更するのはなかなか難しいかもしれませんが、暗い場所を歩いて怪我をするという安全面を考えると、もしかしたら変更できるかもしれませんね。

年配警備員の方が所属していて、働く環境が良くなる・・という意外な結果が生まれるかもしれません。

 

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