今日、クライアントの事務の方からクレームを貰いました。出入管理の受付簿の記入でミスがあったようです。そもそもお客様が間違えて記入しない様に警備員が出入管理にいるのに、想像するにその警備員は以前からそうですが入館証だけ出して、お客様が記入する場面は見てい事が多いです。
出入管理時の記入ミスは誰のせい
来客されたお客様が入館証の受付台帳に記入する時、警備員は通常その記入を見届けなければなりません。
これはどこの施設警備でも同じで、検定試験の時にもそう指導されます。
なので検定試験を受けるための勉強をした事が無かったり、日の浅い警備員の方などはそのミスをしがちです。
受付簿に記入する項目を間違えそうになった時に、お客様に説明して正しく記入してもらうのが普通です。
その為、万が一受付簿の記載を見直した時に間違っていたり、未記入の項目があった時は100%警備員の責任です。
記入を見守っているはずなのに間違った記入を指摘せずに入館させているので当たり前ですよね。
ここの現場では新人の隊員さんが研修中にその失敗をしない様に必ず記入を見守るよう指導して、一人で勤務するようになってもそういった失敗させないようにしてしています。
そんな中、先日クライアントから前の日に提出した書類の受付簿に記載ミスがある指摘を受けました。
その日の当直勤務の警備員の誰かまでは名前は出ませんでしたが、こちら側としては出入管理に入って居た時間で、例の年配警備員だとすぐに分かりました。
昔からのやり方を替えられない
そもそも、他の隊員さんたちは出入管理の受付の仕方をちゃんと実行してくれているので、よほどのアクシデントが無い限りは記載ミスは起こり得ません。
この例の年配警備員だけは、前からお話ししていたように過去の自分の受付のやり方を矯正できないようです。
過去のやり方とは散々お話ししたようにまさに「用務員のおっさんレベル」の対応です。
特に用務員の方を悪く言うわけではありませんが、施設警備員らしくない対応・・という受け取り方をしていただけると分かりやすいでしょうか。
受付時に机の上には新聞や、雑誌が広げられていて、あたかも自分の自由時間に受付に来た人の相手をする・・かのような情けない態度です。
入館証を出して来客者に記入させるまでは良いですが、それを見守る事も無く、椅子に腰かけて雑誌の続きを見始める・・といった具合です。
ごく最近も私の要る目の前で、受付をしていた時に来客者が記入している最中にもかかわらず、見守る事をしないで椅子に着席しようとしたので
「〇〇さん、まだ来客者が記入しているから目を離してはダメだよ」
と指摘しました。
一応、この年配警備員はこの現場の経験は私よりも長く、さらにトータルの警備員歴も私よりも長いのです。
「警備員は経験が長ければ優秀である」
という事が間違いである事を身をもって証明しているポンコツ警備員です。
要するに、昔からやっているやり方が楽でありそのやり方の癖を矯正する事が出来ない応用力の無い人間なのです。
年のせいもあるかもしれませんが、このような人間は根気良く指導すれば改善できる・・という理屈は通用しない事が分かりました。
他の警備員の反面教師として大活躍
他の警備員は対応で来ているのに、このポンコツ警備員は出来ない・・。
そうなると後はいかにこれをうまく利用するしか道はありません。
他の隊員さんにも言っていますが
「〇〇さんのやり方は間違っているので、あれを反面教師として自分の向上に努めて下さい」
と間違ったお手本として利用しています。
隊員さんもダメな見本として分かっているので、その年配警備員と同じような事をしないように気を付けてくれています。
またその年配警備員と同じような行動をしている人を見かけたら、すぐに指摘して修正するようにしているのです。
ある意味、文章や言葉で説明するよりも具体的に間違った行動をお手本として見せてくれるので非常に学びやすくなっています。
初めのうちは、厄介な年配警備員だと悩んだ事もありましたが、今では内輪で良き反面教師として役に立ってくれています。