施設警備員は夜中の館内を空調が効いていない中を真っ暗な状態で数時間もかけてひたすら歩き続ける

どこの施設でも同じでしたが、夜間は建物内の空調が切られてしまいます。建物内に人がいなくなるので当然と言えば当然です。空調が切れている館内は冬でも夏でも非常に環境の悪い状態です。今の時期は日中外は暑いですが、夜中の館内も30度以上になるほど暑くなります。そんな中を数時間も歩き回るので汗は大量に搔くし、疲れも相当なものなのです。

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夜間は30度の蒸し風呂状態

夜間の建物内は空調が入っていません

24時間体制で運営している施設は別にして、多くの場合は夜間は人がいなくなるので、空調も入れておく必要がありません。

 

しかし、そんな施設でも施設警備員は夜中の時間帯でも業務があり、空調の入っていない建物内を巡回するのです。

今の時期、日中外は非常に暑い時間帯ですが、空調の切れた夜中の建物内は普通に30度前後はあるのです。

 

30度近い中、巡回業務をするのはある意味蒸し風呂の中を歩いているような気分にもなるのです。

そう、夜間の巡回はただ日が出ていないだけの状態とはいえ、暑い中をひたすら歩き続けるので、汗びっしょりになってしまいます。

数時間歩きっ放し

夜間の巡回は基本的に歩きっ放しの業務となります。

多少立ち止まったりもしますが、それ以外にもかがんだりする姿勢をし、その直後立ち上がってまた歩き出す・・これの繰り返しです。

 

かがんだり立ち上がったりする動作が多くなると、また汗を掻く原因にもなり巡回がキツイという理由にもなるのです。

数時間ひたすら歩き続けるといっても、現場によっては1時間で済む所もあれば、巡回が1時間もかからない様な所もあり、配属先の現場次第ではラクな業務になったりしますね。

 

今まで一番キツかった施設は、大型商業施設の夜間巡回で1度の巡回で3時間は歩きっ放しであったことです。

途中で小休止を入れたりしていましたが、それでも数時間は歩いていたので、毎回制服は汗でびっしょりになっていました。

 

そうかと思えば、別の現場では夜間の巡回が1時間もかからないで終わったりと、現場によって業務量は大きく異なります

外から見るとどこの施設が巡回が楽だという事は中々分かり難いので、どの施設がどのくらいの時間をかけて夜間巡回をしているという事は、その現場に配属してから出ないと分かりません。

 

更に、配置に付くポストによっては夜間巡回をしなかったりもするので、キツイ現場でも夜間巡回をしなくて良い場合もあります。

夜間でも室内でも熱中症になる

最近では室内でも熱中症になる、というニュースは当たり前の様に流れていますが、一昔前では「室内では熱中症?」という感覚でした。

要するに水分補給せず、脱水症状になる事で熱中症になったり、室内にいても体内に熱が過剰に籠る事で熱中症になるようです。

 

施設警備員も外の勤務では無いですが、屋内の業務でも長時間水分を補給せず、空調の効いていない館内で長時間業務を続けていると熱中症になる可能性は十分あります。

特に、夜間であっても数時間水分も取らずに歩き続け、体内に過剰に熱が貯まると熱中症になり得るでしょう。

 

今までの現場で夜間巡回をした警備員さんが、脱水症状を起こして熱中症になった、という人は居ませんでしたが、見た限り熱中症一歩手前という人は何人も居ました。

そういう意味では、夜間巡回でも長時間かかる様な現場では、途中で小休止を取り、水分補給できる様な時間を自分から作るべきでしょう。

 

真面目な警備員さんほど、仕事中に休憩して自販機で水分補給するなんて、と思っている人も居るかもしれませんが、数時間も歩きっ放しになる様な現場でこそ途中で水分補給するべきですね。

 

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