施設警備員で商業施設で勤務していると、他の現場と比べて苦情が入りやすい印象があります。特に高級志向の高い施設になるほどそこで働く警備員の身だしなみが悪いとクレームになり易い事でしょう。制服の汚れやシワ、髪型や無精ヒゲなどちょっとした事で苦情が入るかもしれないので注意が必要です。
商業施設は苦情が入りやすい
施設警備員として働いてきて、勤務経験のある現場に限った事ですが、警備員に対してクレームが入りやすい現場は商業施設が一番多かったです。
特に大型商業施設の様な不特定多数の人が来店する施設では、人の数が多くなる分、クレームの入る件数も多くなるのだと思います。
また、経験はありませんが高給な商品を多く扱う様な施設は、警備員に対する評価も厳しくポンコツ警備員はもちろんの事、中途半端な仕事振りでは直ぐに苦情が入る様です。
商業施設の場合は、多くのお客様が来店しており、施設側が提供しているサービスに満足のいかない人も中には居ます。
そんな人が建物内で警備員を見かけた時、苦情を言いやすい対称なのかもしれません。
直接的に警備員が何かしていなくても、だらしなく歩いていた、呼んだのに直ぐに返事をしなかった、など思わぬ苦情を言われる事もあり得るのです。
警備員は常に見られている
しかし時には警備員が苦情を言われてしまう行動を取っている場合もあります。
警備員の近くに寄ったら汗臭かった、ボサボサの髪の毛だった、シワシワで汚れの目立つ制服を着ていた、声を掛けて質問しても要領を得ない返答しかしない、など挙げたらキリがありません。
他の現場で同じ様な状態の警備員が居ても、そちらではクレームが入る事が無くても、商業施設だとクレームが入る可能性があるという事です。
ただでさえ来店者数が多い中で、警備員を観察している人も少なくありません。
自分が気持ちよく施設を利用したいのに、その施設にいる警備員が不潔だったりだらしない格好をしていたら気分が台無しになる、または高いお店に買い物に来ているのに、その高級店に似合わない警備員が居る・・・
中には理不尽な苦情もあったりしますが、クライアントの耳に入ってしまうと「災難だったね」では済まない事もあります。
施設側としてはお客様の言い分を採用する事も多々あるので、最悪その警備員はその現場で働けなくなってしまう事もあり得ます。
そういう意味では、配属された現場によって警備員側は自分自身の身だしなみに関して細心の注意を払う必要もあるのです。
配属初日で苦情が入り異動となる
以前の現場でも、配属予定の新人の警備員さんがその初日で巡回をした時、クライアントからクレームが入って即、別の現場へ異動するという事態がありました。
これはお客様からのクレームではなく、クライアントから直接のクレームでした。
その新人さんは身だしなみがあまり良い、と言える方ではなくだらしない格好に見えた様です。
元々姿勢が悪かったので、巡回をしているその姿を見たクライアントが「やる気が無いのか!」という判断をした様で、配属初日に営業所へ電話がいき、その日をもって別の現場へ異動する事となりました。
その後の彼の行方は分かりませんが、現場によっては警備員に求める条件が厳しいクライアントもあり、常にどこからか見られていると思って仕事をした方が良いでしょう。
しかし緩い現場は本当に緩く、どんなにポンコツ警備員でも目を瞑ってくれるようなクライアントも居ます。
施設警備員として働いてきて苦情が入る入らない、という違いは現場によって非常に大きな違いがある事を経験しました。
自分がどんな現場に配属されたかによっては、毎日気の抜けない職場になるか、多少気を抜いても大丈夫な職場か気を付けた方が良いですね。