警備員として勤務しているとクレームというものをいただきます。これは自分の勤務する施設に対してお客様が苦情を言うのですが、実はそれ以外に施設に対しての苦情ではなく、警備員に対して出される苦情もあるのです。
警備員に対して出る苦情の内容
警備員に対して出る苦情は今まで過去の現場でも出ているので、十分あり得る事だとは分かってはいました。
しかし、この現場での勤務になってからは初めての苦情であったので、そういう意味ではびっくりしました。
また、一応ここでの勤務は皆、問題になる様な勤務態度の人は居ないと思っていたので、初めて貰ったクレームとその内容に驚かされました。
施設警備員は勤務中の状況によっては暇になる時間が出来たりします。
出入管理中、ずっと忙しいなんて現場は余程ありません。
必ず波があり、ずっと勤務していると暇になる時間帯も分かるようになるのです。
そんな慢心が生んだクレームは
「出入管理中にずっと下を見ていて、来客に気づかず素通りさせた」
という事でした。
ここの現場は出入管理をするとき、周りに相勤者がいません。
どんな状態で出入管理をしているのか誰も分からないのです。
そんな状態で、お客様が見えた時にそれに気づかずお客様はそのまま中へ入って行ってしまった様なのです。
後にお客様が受付をしていない事に気づいて、受付場まで従業員が見に行ったら、何をしていたか知りませんが、ずっと下を見たままの警備員がそこにいたそうです。
クライアントからのクレームにはうんざり
従業員の方は後日、私にその内容をお話ししてくれましたが、余りにも程度の低い失態にただただ謝るだけでした。
警備員に対してのクレームは別に問題ないのです。
その内容から対応を改善し、次同じ失敗をしない様にすれば良いのです。
そういう意味ではクレームは警備隊の質の向上に役立っているのでむしろありがたいものだと思っています。
しかし、今回の様なレベルの低いクレームは一方的に警備員が悪いという事しか結果に残らず、クライアントに対して悪い印象を与えるだけです。
前の現場でも似たような事はたくさんありましたが、こういった警備員の低レベルなクレームには本当にうんざりです。
どうせ貰うクレームならもっと質の高い、警備員全体に良い改善を生むクレームをいただきたいのです。
一人の情けない内容のクレームは、もしかしたら警備隊全体が同じように見られてしまうかもしれないので非常に困ります。
他の隊員さん達は一生懸命働いているのに、いい迷惑ですよね。
驚くほど低レベルな内容の苦情
警備員の低レベルなクレームは、その警備員の質が悪い事を差しています。
こういった警備員は大抵、他の事でも仲間の警備員の足を引っ張ります。
一人のせいで全体が悪くみられる
自分がしでかした事が、全員に迷惑を掛けていると案外気づいていないものです。
そんな事言わないと分からないのか、という様な初歩的な事が出来ない警備員はどこにでもいます。
警備員の仕事をするまで出会わなかったような人を、今までたくさん見てきました。
それだけ警備業界は上から下まで幅の広い人間がいます。
指導する側も、自分の物差しで教えようとするとまったく理解されていない場合があるので注意が必要です。
今回自分の勤務する現場で、まさかそういった人種がいるなんて、あり得る事だっただろうに「まさかいないよな」と浅はかな考えに思い知らされました。