ここの警備室は室内から外に向けた出入管理のため、窓を介して受付をします。窓を開けて対応という事は、外気に晒されているのに近い状態です。商業施設などの出入管理場などは寒い廊下でしょうが一応室内です。北風が当たる半外で受付すると室内にも冷気が入り込み、暖房をつけていてもあまり効果がないのです。
室内からの受付なのにほぼ外
他の日の日記で紹介したことがあると思いますが、ここの警備室は室内からお客様の入館の受付をしています。
一見、室内で座哨対応と聞くとよい環境下での仕事に聞こえますが、実際に出入管理をしてみると必ずしも良環境とも言えないのです。
商業施設での防災センター前で出入管理も何年かしてきましたが、あれも結構劣悪な環境なのを覚えています。
そして、今の現場では室内からの出入管理対応ですがやや劣悪といえるでしょう。
警備室から外にいる方に対して受付をしますが、窓を開ければすぐ外です。
夏は熱波が入り込み、冬は寒気が入り込むのです。
今では慣れましたが、警備室内からの受付で楽そうだと思いましたが、いざ始めてみると夏暑くて冬寒いというまあまあ厳しい状況でした。
数年前にある事情でプライベート時にある大企業の工場の出入管理場へ行ったことがあるのですが、そこにいた警備員さんは室内での窓口での出入管理対応でした。
いったん室内に入り、外気に晒されないカウンター越しで受付をしていたのです。
私の知る限り、一番良い環境下での出入管理だと思いました。
・工場の出入管理ですので、変なお客さんは来ません。
・夜中は企業関係者の訪問は無いので出入管理はなさそうです。(その分他の業務は大変でしょうが)
警備員の仕事を長年やっていますが、楽そうな現場は探せばまだまだあるようです。
暖房の意味なしで電気の無駄遣い
警備室内から受付をする様子はなにも受け付けをする本人が辛いだけではありません。
警備室の窓を開けて対応しているので、警備室内の気温も外に近いものになるのです。
最近は外がとても寒く、受付中は窓を開けっぱなしにするのでいくら室内で暖房を利かせていても思ったほど暖かくなりません。
夜中の時間帯はさすがに訪問者はいないので、窓を閉め切れば室内温度は上がりますが、日中はまあ上がりませんね。
それでも日中はエアコンは動き続けているので、冗談なしに
地球を暖めてるのか思うほどです。
なんて意味のないことをしているのだ、と思うかもしれませんがそれでも一応0度近い外よりは暖かくなっているので、無いよりはましですね。
窓を開けっぱなしで暖房をつけているのでエアコンはフル稼働ですが・・
世の中にある警備室内のエアコンは、24時間、365日稼働しているので意外と故障しやすいんですよね。
覚えているだけで1年に、数回は何らかの故障で業者の方に来ていただいていると思います。
窓がもう少し開口部が狭くて、閉めていられる時間が長ければ、電気の無駄遣いにならないと思うのですが・・。
室内なのに防寒着が必要かも
この様に警備室内の空調環境があまりよくないので、極端な話し
室内なのに防寒着が必要・・なのではと思う事があります。
確かに、警備員用の防寒着を着用すれば出入管理中でも暖かい事でしょう。
しかし、それはあまりにも不自然な姿になってしまいます。
そしておそらくクライアント側と警備会社側から苦情が来ると思うので、誰にも着させていません。
契約的には問題ないでしょうが、見た目的な問題ですね。
なので、皆さん制服の中に見えないように何かを着込む・・という対策をしていただいています。
外から見て見えなければ問題ないですからね。
最近、隊員さんたちの話の中で「電熱ヒーター」なるものの話を聞きます。
「寒い外周巡回の時に来たら暖かいだろう・・」
という事で盛り上がっています。
調べてみたら、シャツの中かシャツの上に着るものがあるようですが、いづれも冬用の制服の下になるので傍から見ても来ている事は他人からは見えません。
これなら、寒い外でも暖かいのでしょうね。
その隊員さんの誰かが来て来たらまた感想でも聞いてみようと思います。
これなら室内で来ても、開けっ放しの警備室でも暖かく仕事ができそうです。