前の現場でも今の現場でもそうですが、警備員の身近な他業種の一つに清掃班の作業員の方がいらっしゃいます。警備室内の清掃に見える事も多く、お互いの仕事ぶりを近くで見かけます。その時、どちらが「ああ、楽そうだな」と羨ましく思うのでしょうか。
座哨していてほとんど動かない警備員
先日、離れたところからうちの隊員さんが出入管理をしている所を見た時思いました。
さっきから全然身動き一つ取ってないな・・まさか寝てる?
その警備員さんは寝てはいません、ちゃんと出入管理の受付場で前を見て座っていました。
ちょうど私がその場に来た事もあったのか、それまでは何をしていたのか分かりませんが、私が見た時はただ座ってじっと前を見ていました。
まあ、これが座哨業務のあるべき姿なのですが、ただ座っているだけという何もしていない、来客が来るのをただ座って待っている状態です。
これを楽と見るかどうかは別として、何もしない・・というのも意外と苦痛な事です。
ひとたび忙しくなり、受付の場所に列ができる事もありますが基本的には「待つ」という時間の方が多いでしょうね。
この状態を警備室に清掃に来た方が見るとどう見えるのでしょうか。
「ただ座っているだけでお金がもらえるなんて、なんて楽な仕事なんでしょう・・。」
警備員の名誉の為に言っておきますが、あれでも警備員は不審者が入り込まないか見ていますし、何かあった時には一番に駆けつけて緊急対応をします。そして、巡回もあれば立哨もあり・・
座っている場面だけ見ると楽そうですが、やる事は時間で決められていて意外と忙しいんです。
休憩時間が多そうに見える清掃作業員
警備員から清爽のスタッフを見ていて
警備室の清掃に毎日来てくれるけど、掃除も簡単に済ませて、人鳥の作業が終われば控室で休憩か・・なんか楽そうだな、と。
軽作業の掃除が終われば控室で待機、うわべだけ見るととても楽そうに見える清掃業務。
緊急の清掃が無ければ控室でみんなでおしゃべり。いかにも清掃の実情を知らないイメージだと思います。
以前、商業施設の清掃責任者から聞いた事がありますが、人手不足で担当する清掃エリアが理不尽に多く、スタッフから苦情の嵐。
また、緊急の清掃(床に落とした食品清掃や嘔吐処理など)が入ると、通常業務で清掃しているのをやめて、急いで駆けつける・・。
こちらの業界も警備業界同様、人手不足です。
求人を見た人の面接でよく人が来ていました。
現場にもよりますが、清掃の業務の定着率もあまり良さそうには言えませんでしたね。
うわべだけ見ると楽そうに見えますが、意外と忙しくて大変なようです。
お互いの仕事が良く見える錯覚
お互いの仕事を少し見ただけで判断してはいけません。
そういった見方で入社すると「思っていたのと違った」という結果になります。
清爽のスタッフの方は大半が年配の女性ですが、ものすごく元気に動き回っています。
少なくとも、体を動かす事に関しては施設警備員よりも動いているのでは?と思うほどです。
低い姿勢で拭き掃除をしたり、店内のトイレ掃除などを見ていると頭の下がる思いです。
警備員でもない清掃スタッフでもない立場から見た時、どちらが楽そうに見えるのでしょうか。
好きであればどんな仕事でも楽しく出来る・・
そんな気持ちであればどちらでも良いのでしょうね。