施設警備員は勤務中に白手袋を身に付けている事が多いです。しかし、現場によっては勤務中一度も身に付けない所もあるのです。そんな白手袋ですが、勤務する業務内容によっては真っ白なままを維持出来るトコもあれば、1か月もしなうちに交換が必要なほど汚れてしまう所もあるのです。いったい何をすれば白い手袋が黒くなってしまうのでしょうか。
施設警備員は勤務中白手袋を身に付けている
全ての施設警備員の現場がそうでは無いですが、多くの施設警備員の現場では、白手袋を身に付けて勤務しています。
これは制服の一部として、勤務中に身に付ける事になっていますが、私が勤務してきた現場では、身に付ける事が規則になっていた所とそうでない所がありました。
その中でも商業施設では、白手袋を身に付ける事が規則になっていましたが、これは「見せる警備」が目的になっていたのだと今では思います。
そもそも警備会社の方針として決められている所もあるでしょうが、その多くは現場によって必要と不必要があるようです。
クライアント側が白手袋の装着を要求する所もあれば、白手袋にそこまで執着していないクライアントもありました。
どちらかと云うと、自分の施設で働いてもらう従業員に対してお客様から「よく見られたい」という意識が働くのか、警備員にもそれを要求しての事か業務にそこまで必要でもないこの「白手袋」を身に付けさているようにも感じました。
白手袋が現場によっては汚れる理由
警備員の白手袋は、実際そこまで業務に必要なものではありません。
確かに、施設内でいる色々なものに触れる際に、素手では無く白手袋を介せば、壁やガラスは汚れませんし、商品に指紋も付きません。
しかし、そういった現場は施設警備員が行う業務でも限られた場面であり、多くの施設警備の現場は白手袋を身に付けていたから手を汚さずに済んだ、という業務もそう多くはないのです。
そもそも施設警備の現場で、業務中に手が汚れるというシチュエーションとは言ったどんな状態なのでしょうか。
施設警備員で身に付けている白手袋が汚れる業務は
・床に落ちているゴミを拾う
・自転車置き場の自転車を移動させる
・巡回キーを使い扉を施開錠する
・細密巡回時にテナント内の物を触る
・外にあるカラーコーンを触る
などと、ここに挙げた以上に現場の数だけ汚れる原因はあります。
しかし現場によっては勤務中、いっさい手が汚れない様な施設警備の仕事もあるのです。
この様に白手袋を身に付けていると、仕事中に白手袋が汚れてしまい、かつての白色とは程遠い色になってしまいます。
施設警備員の中には、白手袋が汚れてもそんな事を気にせず黒くなった白手袋を使い続ける者もいますが、白手袋が変色して汚れてしまったらすぐに交換するようにした方が良いですよ。
手袋の違いで交換頻度も変わる
施設警備員の仕事をしていると、白手袋を交換しなければならない時がやってきますが、白手袋の素材にも注意をした方が良いのです。
基本的なお勧め白手袋の素材は、ナイロン製品の白手袋です。
これはあらゆる場面で白手袋を身に付ける際に必要とされている素材の白手袋です。
礼装やフォーマルな服を身に付ける時にこのナイロン製の白手袋がセットになっています。
これを警備員が制服を着用している時に、ナイロン製の白手袋を身に付ければ、大抵見劣りする事は有りません。
しかし、ナイロン製の白手袋は1組当たりの価格が高いです。
汚れたら新しい白手袋に交換する、という使い方をしようとすれば金銭面で苦労する事になります。
だからといって、黒くなるまで交換しない、という使い方も関心出来ません。
なので、業務中に白手袋が汚れる頻度の多い現場であるのなら、私個人的には不本意ではありますがコットン製の白手袋を使用するのをお勧めします。
コットン製の白手袋ならナイロン製の白手袋よりも遥かに安いので、頻繁に白手袋を交換する現場の場合は、断然コットン製の白手袋の方が経済的ですね。
1組当たりの価格が高いからと、ケチって中々交換しようとしない、というよりは1組当たりの単価の安い白手袋に切り替えて常にキレイな白手袋を維持する事で「見せる警備」としての貢献にもなります。
手袋の違いでケチる事なく、いつもキレイな警備員という印象を与えられるのは、施設にとっても自分自身にとっても良い事だらけです。