当直勤務はどれくらい大変か

ここ数年、警備業務は当直勤務しかしていません。警備員の当務は他の当務のある職業の方に比べて業務内容は楽な方かもしれません。ですが、同じ24時間拘束される事には変わりありません。その同じ24時間でも、人材の扱い方は天と地ほど違いがあるかもしれませんね。

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当直勤務は24時間拘束される

当直勤務をする仕事は警備業が初めてです。

今まで夜勤の様な勤務体系の仕事はした事がありましたが、24時間拘束されて働く仕事はこれが初めてです。

 

既に10年以上、当直勤務のある仕事を続けていますが、こういった業務は向き不向きがあると思います。

今まで一緒に仕事をしてきた警備員さんたちを見ても、集団で仕事をする事や、短い仮眠時間で不規則な仕事をするのに不向きな人もいました。

 

警備員の当直勤務は24時間拘束ですが、今まで経験してきた現場では24時間以外でも日勤や夜勤などのポストもあり、ローテーションしながら勤務しています。

しかし日勤や夜勤そして当直勤務など、ローテーションしながら勤務するより同じ勤務を続けたほうが体には負担が少ないです。

夜勤ならずっと夜勤ばかり続けたほうが、睡眠も毎回同じ時間にとる事が出来るので楽です。

 

警備員の勤務だとあまりにも不規則過ぎて、長い間続けると体を壊しそうです。

通常、日勤や夜勤は1週間ごとで切り替えたりしますが、現場にもよりますが警備業だと1週間の間で日勤と夜勤を平気で織り交ぜたりします。

人手が足りないので安定した勤務体系で勤務表を作る事が出来ず、少ない人員で勤務表を埋めようとするので、強引な勤務表になるのです。

 

昔、日勤と夜勤を規則正しく1週間ごとに交代で勤務する仕事をした事がありますが、あの時に比べたら今の勤務は狂っているとしか言いようがありませんね。

業務のハードの差は現場次第

いくら勤務体系がおかしくても、勤務内容が楽であるならまだ救いはあります。

今の現場は日勤や夜勤をしている隊員さん達は苦労されていますが、それでも業務が楽な分助かっていると言えるでしょう。

 

肉体的にも精神的にも疲労しないような現場なので、多少無茶な勤務体系でもやれますが、これが毎日クタクタになる様な現場であったならとても続けていく事は出来ないでしょう。

施設警備でも楽な現場やつらい現場など結構大きな差があり、日勤や夜勤の繰り返しの問題はもちろんの事、当直勤務で規則正しい勤務であっても続けるのに苦労する現場もあります。

 

当直勤務は24時間勤務すれば翌日は明け日で非番となるはずですが、職場環境の悪い現場だと人手が足りない為に翌日も仕事なんて事も・・。

ただでさえ24時間拘束されてフラフラなのに、明けの日に帰る事も出来ずそのまま仕事になった日はもう絶望しかないですね。

 

24時間の勤務も内容に大きな差があり、楽な所では仮眠時間も長めにとれしっかり眠る事が出来ますが、ヤバい現場では4時間の仮眠があってもぎりぎりまで仕事から離れる事が出来なかったり、起床してすぐ業務の為に早めに起きなければならず、4時間も寝られないような所もあります。

そういった現場に限って業務がハードだったりするので厄介ですね。

仮眠時間に寝られない

仮眠時間はどこの当直勤務でもあります。

大抵4時間から5時間、もしかしたら6時間も仮眠時間がある現場もあるのでしょうか。

6時間も寝られたら満足ですが、その分休憩時間が少ないか実働時間が少なくなり、給料が少なくなっているのかもしれません。

 

身体をしっかり休めて稼ぎを減らすか、短い仮眠時間で少しでも稼ぐかのどちらかになります。

まあ、仮眠時間が長いか短いかなんて警備員個人が決められる事ではなく、初めから決まっているのでどうしようもありませんがね。

それでも稼ぎたい人は、求人を見て仮眠時間や休憩時間が短く実働時間の長い募集を探すしかありません。

 

仮眠時間は初めから決められているので、自分の寝たい時間に寝られません。

〇〇時から〇〇時まで仮眠・・

といった具合になっているので、その時間に眠る事が出来なかった場合、24時間起き続けて仕事をする事になります。

これが結構体にとってつらい事で、実際早い時間帯の仮眠の勤務に入った隊員さんが、その時間に寝られずに結果24時間ぶっ通しで仕事をしているのを見た事があります。

 

人間、24時間くらいなら起き続ける事が出来ますが、その時の仕事の効率は明らかにダウンし傍から見てゾンビの様な見た目になっていました。

無茶な勤務体系の為に現場の人間に、平気でハードな環境下で働かせる警備会社があるので、働いてみて「なんてひどい扱いだ」と自分に合わないと思ったら、無理に居続けないで警備会社を変えるのも自分の為ですよ。

 

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