高齢警備員さんが年齢を重ね滅多な事では物事に動じなくなるのは良い事でもあるがデメリットもある

今まで出会ってきた高齢警備員さんの全員がそうではありませんが、歳を取ると滅多な事では物事に動じなくなる傾向にある気がします。これは警備業をするにあたって良い面でもあるのですが、逆にデメリットでもあると思うのです。どうにも落ち着き過ぎている姿が、危機感が無いというか注意力が欠けている、という印象に見えてしまうのです。

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高齢の警備員さんに見られる傾向

全ての高齢の警備員さんに当てはまる訳では無いので、一応断っておきますが、人は歳を重ねると落ち着きが出て来る様な気がします。

若い頃は周りの事に敏感に反応する場合が多いですが、高齢になるとあまり周りの事を気にしなくなり、ぱっと見で落ち着きがある様に見えます。

 

この高齢の人が警備員の仕事をすると「落ち着きがあって安心する」というイメージを与える事となり良い事だと思うのです。

しかし、落ち着きがあるという事で仕事面で悪い事もあったりするのです。

 

最近も、高齢の警備員さんが業務の事でちょっとしたミスをしたのですが、その指摘をした警備員さんが

「事の重大さを指摘したが、あの反応はちゃんと理解できているのか?」

というものでした。

 

まず失敗をしてしまった内容に、的確に反応できなかった事もそうですが、その指摘をしてくれた隊員さんに対しても「はぁ・・」といった受け答えをしています。

重大な事にもかかわらず大した行動もせず、また指摘された事にも大した反応をしていません。

 

本人にとっては反省している様なのですが、それが相手に伝わる様なアクションを取っていないのです。

これを一言で「落ち着いている」と言って良いものかどうか分かりませんが、間違いなく問題になっているのは確かです。

危機感が減るのか注意力が欠如するのか

年齢を重ねる事で落ち着きが増す、というのは高齢の多くの人に見られるものなのでしょうか。

落ち着きがある、という言葉は一歩間違うと「危機感が無い」「注意力の欠如」とも取られかねません。

 

もしそうなのであれば、これはデメリット以外の何ものでもありませんね。

パッと見、落ち着いている様に見えても実は周りの事に無関心になっており、何か重大な問題が発生しても、大した事ではないと判断し、更に何も行動しないという事になります。

 

警備員として問題に対処しないというのは、もはや致命的とも言わざるを得ません。

言われてみると確かに、ある高齢の警備員さんは以前は発生した事案にもそれなりに対応出来ていたのですが、先日の時は物事の確認はしているはずなのに、報告もいい加減なうえ事案扱いすらしませんでした。

 

周りの隊員さんが「これはマズいでしょ」という事で対応に入る事が出来た、という出来事があったのです。

その後注意しても、暖簾に腕押しな有様。

これでは指摘をした警備員さんが心配するのも分かります。

 

落ち着きがあると無関心は紙一重、なのかもしれません。

高齢者に警備業は適任

こうなると、高齢の警備員さんの多くに落ち着きがある、という印象のある人は危険なのか、という疑問が浮かんでしまいます。

これでは、もともと大人しいのに落ち着きがある事で、仕事に無関心なのかという誤解を与えてしまいますよね。

 

もし違いを見つけるとしたら、以前は出来ていた対応が最近は出来なくなってきた、もしくはその事案に反応すらしなくなった、という違いが見つけられれば

「ヤバい」

と思っても良いのかもしれません。

こうなるともはや「認知症」を疑う様な行動になっている様な気もします。

しかし、決して認知症になっているわけでは無いと思うので、恐らく

 

「大した事では物事に動じなくなった」

 

と思いたいところですね。

警備の仕事は、落ち着いている様に見える人は頼りがいがある様に見えるので、高齢の警備員さんの落ち着きは見習いたい点でもあります。

高齢の人と警備業というのは意外とマッチしているという事ですね。

 

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