高齢の警備員さんは警備員として何歳まで働いて引退しようという事まで考えている人は居るのか

施設警備員に限らず、警備員として働いている65歳以上の高齢の人は何歳まで警備員で働こうと考えているのでしょうか。〇〇歳になったら警備員の仕事も引退してのんびり過ごすんだ、と思っている人はいるのでしょうか。周りの高齢の警備員さんを見ていて、そんな事を考えている人なんていないように思ったのですが、それが普通なのでしょうか。

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高齢の警備員さんは大勢働いている

警備員で65歳上の人は半数とまではいきませんが、65歳上の警備員さんは全体の3割以上を占めています。

世の中の65歳と言えば、勤めている会社を退職している年齢なので、3割という数字はとても多い数字だと言えるでしょう。

 

現在の65歳いいょうの警備員さんの占める割合がピークで、今後減少していくと思われますが、団塊の世代ジュニアが10数年も経てば65歳上の枠に入るので、ここでまた警備員の高齢世代が増えます。

この様に暫くは警備員の平均年齢は高いままを推移していくと思われます。

 

警備員は60歳過ぎても減益として働く事が出来、現代では一般企業を退職した人が第2の人生として仕事に就く代表的な業界でもあります。

しかし、65歳以上ともなれば体の不自由さ健康面でも不安な要素が増え、人生の最期を迎えるギリギリまで働けるとは限りません。

 

そうなると、第2の人生として始めた警備員の仕事でも、いつかは引退する日がやって来るのです。

そんな時、警備員の仕事を〇〇歳で引退しよう、と計画している人はどのくらいいるのでしょうか。

何歳で引退しようと計画しているか

今まで勤務してきた現場で、多くの高齢の警備員さんと一緒に仕事をしてきました。

年齢も60歳過ぎから70歳過ぎまで幅広くいました。

 

しかし、彼らに「何歳まで警備員の仕事を続けるか考えているか?」

という話はした事はありません。

 

しかも、彼らを見ているとそんな事を計画している様にも見えませんでした。

誰もが「体の動く限り」という印象で働いている様です。

 

65歳過ぎて警備員の仕事していても、会社の規定にもよりますが定年は有って無い様なものです。

本人が続けたいと思う限り、警備員の仕事は続けられるのです。

 

よほど、認知機能が低下し業務に支障が出るだとか、体を悪くしてとても仕事どころではない、なんて事にならない限りは働き続ける事が出来るのです。

定年の無い仕事というのは、すばらしい事なのかもしれませんね。

 

その為なのか多くの人は、何歳まで働いてその後は引退し「のんびり余生を過ごす」という考えは無いのかもしれません。

というよりも引退以前に、早々に引退しては生活が成り立たない、というのが本当の所なのかもしれません。

引退しても生活していけない

周りに居る高齢の警備員さんの何人かは、年金だけではとても生活できない人もいます。

中には、今すぐ警備員の仕事を辞めて、年金だけでも十分生活できる人もいるようです。

 

余裕のある人は、小遣い稼ぎの為に働いている人もいました。

そんな人はいつ辞めても問題ないのかもしれませんが、自分で自由に使えるお金が増えるので、こづかいの為に頑張って働いている様です。

 

しかし、警備員として働いたお金が自分の小遣いではなく、生活する為のお金の場合は、小遣いや引退なんて言っている状態ではありませんね。

家賃や食費など、警備員としての収入が途絶えたら生活できない様な人は、高齢だからもうこれ以上働かなくても良い、なんて悠長な事は言っていられません。

 

1日でも多く出勤して、食費を稼がなくてはなりません。

周りの高齢の警備員さんを見ていると、血圧を下げる薬や糖尿病の薬などを飲んで、あまり体を酷使できない様な人でも、生活の為に働いている人は沢山います。

 

自分の体の事を思って仕事を引退できるのが理想ですが、生きていく為に働き続けなければいけないのは、今後自分も同じ様に年金がもらえる年になって、同じ道をたどる者としては、希望の無い道のように思えてしまうのです。

 

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