施設警備の現場の仕事をしてきて、これほど現場によって仕事内容の異なる業種かと驚きました。同じ24時間の仕事をしても業務内容がとてもハードかと思えば驚くほど楽であったり、休み時間以外座る事が出来ないかと思えば、仕事中も休み中もずっと座っている仕事があったりといわゆる当たりハズレの大きい仕事です。
休み時間以外座る事が出来なかった現場
初めて施設警備の仕事をした時の現場では、待機時間以外座る事のない業務でした。
時間ごとで店内巡回と出入管理業務で立哨。
このどちらも椅子などに座る様な事は無く、歩きっ放しか立ちっ放しです。
これを定期的にやって来る待機時間まで続けるのです。
そして待機時間がやって来てやっと椅子に座る事が出来ました。
これが施設警備員という仕事なのだと思ったものです。
何せ、一応初めての施設警備員という仕事だったので、これが当たり前だと思いました。
しかし、全ての施設警備の現場がどこも同じではないと気付いたのは、別の現場で仕事をする様になってからです。
この商業施設での施設警備員としての仕事は、初めがこの仕事で良かったと思っています。
もし、一度も座る事が出来ないその仕事が、警備員としての最初の仕事で無かったら直ぐに辞めていたかもしれません。
他の現場では楽な仕事があるのにこんなにツラいのは嫌だ、と
今思うとそれほど大変な現場であったと思います。
仕事中も休み時間も座り続けた現場
その現場が他と比べて大変であったとは知らずに、違う警備会社で商業施設ではない現場の配属となりました。
そこの現場では、以前の商業施設の勤務時とは全く違い
・出入管理はずっと座哨で対応
・巡回は24時間中数回のみ
他にも異なる業務は沢山ありましたが、この2つがとても大きな違いとして衝撃でした。
仕事中ほぼ座る事が無かったのが、殆ど座って仕事ができる点と、巡回も決められた時間だけでそれ以外は座哨での出入管理業務か待機時間。
こんな現場もあるのだとこの時思い知りました。
施設警備の現場には当たりハズレがあります。
この「当たり」というのが何を基準にしているのかは人それぞれだと思います。
一言でラクな現場、といっても何を基準にラクかという事で人によって異なるという事です。
その仕事でいくら貰えるのか
そんな楽な現場というものを知った後に、次は給料面で比較する様になりました。
仕事が大変で尚且つ給料もその分、高ければ問題ありませんが、キツイわりに給料が見合っていなければ意味がありません。
しかも、その比較も他の現場を知らなければ比べようがありません。
世間一般的な給料の比較が出来ても、施設警備員という枠の中で現場のキツさと給料の比較が必要です。
私の経験上、仕事が楽になった現場での配属時、以前の商業施設の勤務の時よりも収入は落ちました。
しかし、その給料の額面が落ちたより以上に、仕事の負担が減ったので納得はしたのです。
これがもし、もう少し給料が低かったら納得していなかったかもしれません。
仕事のラクさと、給料のバランスが絶妙だったのかもしれませんね。
施設警備員の仕事をする時、仕事のキツさと貰える給料の金額のバランスが重要だと知りました。
両方納得できればベストですが、中々そのような警備会社や現場に巡り合う事は難しいです。
しかし、中には探せば仕事もラクで給料も高い現場はあると思います。
そのバランスは自分で納得できるかどうかでもあるのですがね。