施設警備員の勤務は日勤や夜勤そして当直勤務などがあり体調を崩しやすい職業でもあるので注意が必要

施設警備員は日中から夜中、そして早朝からと常にその建物に常駐して仕事をしています。そんな働き方をしているので、激務な現場で働いていたりすると体調も崩しやすくなってしまいます。仮眠時間の発生する警備員さんなどは、少ない仮眠時間が続く事で睡眠障害を患ってしまう人も少なくありません。現場に十分な人員が補充されていればそういった問題も解決するのですが。

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様々な勤務の良い点悪い点

施設警備の勤務は、日勤夜勤そして当直勤務などがあります。

これらは普通の社会人と違ってかなり特殊な業務で、交代者が出勤してこないと帰る事が出来ない場合もあるのです。

 

施設警備は基本的に警備員という仕事に終わりはありません。

365日24時間、必ず警備員が業務に就いており、時間によって警備員が交代する事で

 

「施設に警備員が居ない時間が無い」

 

と契約中は必ず警備員が常駐している事になっています。

そんな業務ですが、日勤と夜勤は大体12時間も無い位で交代がやってきますが、当直勤務は24時間建物に詰めたままとなります。

 

日勤と夜勤は24時間以内で自宅へ帰る事が出来ますが、当直者は24時間は拘束されるので自宅へ帰るのは24時間後です。

また日勤と夜勤は自宅で7~8時間寝る事が出来ますが、当直勤務者は大体4時間有るか無いかの仮眠時間なので、かなり寝不足な状態で仕事をする事になります。

 

この様な業務を何年と続けていると、体調を悪くするのも当然です。

体調を崩しやすい業界

日勤と夜勤の仕事を続けている人はまだマシですが、当直勤務を長年続けている人は寝不足からくる体調不良を起こしやすいです。

2日の内、半分は睡眠時間が3~4時間程度です。

 

事案が発生したら寝れない日もあるでしょう。

そんな仕事を何年も続けていたら体調を崩すのも当然です。

 

人は寝不足になると自律神経が支障をきたし、体重が増えるそうです。

警備員に太っている人が多いのは、ただの食べ過ぎというのもあるかもしれませんが、寝不足からくるある意味職業病かもしれないのです。

 

元々24時間の内、覚醒している時間も長いので「食べる」という行為が増えるのも原因の一つだと思います。

当直勤務を経験して分かったのですが、起きている時間が長いと食べるという行為に走ってしまう、というのは多くの警備員さんに見られます。

 

また日勤と夜勤を繰り返す勤務も多く、そのせいで昼夜が逆転しそれが原因で体調を崩す人も多いです。

工場の日勤と夜勤の業務よりも、もっとブラックな警備業界の日勤と夜勤の働き方は酷いものです。

 

その様な現場でも、人員が豊富に配属されていれば、一人当たりの負担も減るのですが。

人員不足な現場は過労に注意

警備業界は人手不足です。

足りない人員は、現場の人間が無理をして働いているのです。

 

無理をして働くので、ますます体調を崩す警備員さんが増えてしまいます。

ラクな現場で人手が少ないのはまだ良いですが、キツイ現場で人手が足りないと、脱落者の方が増える一方で、人員が補充されても辞めていく人間の方が多く、人員の補充が追い付かないのが現状です。

 

そんな状況では満足な警備業務を提供する事も難しく、提供された仕事に満足しないクライアントは契約金を下げる、という悪い循環に陥っています。

キツイ現場で働く施設警備員さんは、足りない人員を自分の体を張ってカバーして毎日を乗り越えています。

 

警備会社がその当たりをよく理解し、人が逃げ出さない人員の確保と仕事のキツさに見合った給料を出してくれればまともになると思うのですがね・・・。

 

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