警備員が勤務している現場から外されるいわゆる出禁。これは非常に様々な理由があり、クライアントから訳も分からず言い渡されたり、また警備員がお客様と揉めたり、更には警備員同士がケンカをしたりと、挙げたらキリがないほどです。今まで様々な理由で出入り禁止を言い渡された警備員さんを見てきましたが、まあ厳しい言い方をすれば自業自得な行動をしているのです。
出入り禁止になる原因な行動
警備員が出入り禁止になるというのは別に珍しい事ではありません。
いや、もしかしたら私の周りでその様な出来事が多いだけで、もしかしたら警備員が出入り禁止になるという行為は普通は無いのでしょうか。
出入り禁止、というのはある警備員さんが今まで勤務していた現場から外されて、別の現場で働く事になる事を指しています。
警備会社内での異動になるので、別に解雇になったわけではありません。
一般社会でも良くある「人事異動」と同じものだと思って良いでしょう。
しかし、警備員の出入り禁止は普通の人事異動ではなく、これは
「左遷」
の様なものと思って良いでしょう。
一度のその現場で出入り禁止を言い渡されると、そこの現場では通常2度と働く事が出来ません。
そもそもクライアントが「もうここで働かせないで」といっているので警備会社の一存ではどうにもなりません。
これがクライアントによる出入り禁止の一例です。
あとは、勤務している現場で訪問されたお客様と警備員が問題を起こして、警備会社側が判断して現場から外すパターンですね。
これ以上その現場で働かせたら、もっと問題が大きくなるかもしれないと早めに手を打って現場から外すやり方です。
これはクライアントから出入り禁止を言い渡される、一歩前の段階ともいえるでしょうか。
このパターンも警備会社の考えで、再度同じ現場に配属させる事はしないと思います。
そして現場でよく見かける問題が、警備員同士のケンカです。
これは今まで配属した現場で必ず1件はあったという位、警備員同士での揉め事は日常的な問題なのかもしれません。
特に人数の多い警備隊ではよくある事なのではないでしょうか。
警備員の人数が多くなると、どうしても中には「普通」でない人もおりその人同士が揉めるというパターンです。
一度仲が悪くなりケンカまで発展してしまうと、顔を合わすたびに小さな衝突を繰り返します。
周りの隊員さんたちにも迷惑が掛かり、最終的に会社が動くか、クライアントの目に留まり警備会社にクレームが入ります。
結果、両者を現場から外すか、どちらか一人を外す事となります。
クライアントにまで話が行くと二人とも同じ現場に戻る事は無いでしょうし、警備会社が先に動けば、二人を同じ現場に入れる事は避けるので、どちらかが残れば、もう一人は必然的にその現場へ戻る事はありません。
何も出入り禁止という理由はこれだけではありません。
出入り禁止になる理由は様々ですが、出入り禁止になる様な人には似たような特徴があったりもします。
出入り禁止になるべくしてなる人物像
今まで出入り禁止になった警備員さんを何人も見てきましたが、彼らには似たような特徴がありました。
それは
・人の意見が聞けない
・空気を読んだ行動が取れない
・協調性が無い
挙げたらもっとあるかもしれませんが、今まで出禁になった警備員さんはこの様な特徴が見られました。
これ以外にも当てはまるような性格があるかもしれません。
または逆に、これらに挙げられた様な人でも出禁にならないかもしれません。
私が見てきた警備員さんがたまたまこれらに該当しただけかもしれません。
なので、一概に決めつける事は出来ませんが、これらを見る限り別に警備業界だからやっていけない訳ではなく、社会人として余り上手く人間関係が構築できない人が問題を起こしてしまう様な気もします。
普通にしていれば何も起きないハズ
警備員の仕事は出入り禁止になるかもしれないから怖い、なんていう不安があるかもしれませんが、特に普通に仕事をしていれば何も起こる事は無いでしょう。
まあ、この「普通」というのが厄介なんですがね。
中には、明らかにポンコツ警備員で「この人の性格だと出禁になりそう」と周りの警備員さんが思っている様な人でも
「私は普通に仕事をしただけなのに」
というセリフを聞く事があります。
これ、本人は普通のつもりでも、周りの警備員さんにその事を聞いてみると
「あれのどこが普通だよ!」
と声を揃えて同じ回答が返ってきます。
自分ではおかしいと分かっていないから、問題を起こして出禁になってしまうのですよね。
何がおかしくて何が普通か、これが分かっている「普通の警備員さん」ならまず出禁になる事は無いと思うのでどうぞご安心ください。