単純なローカルシステムの現場

ローカルシステムの置いてある施設の勤務で楽な現場もあるでしょう。大型商業施設ではまあまあ大規模なシステムですが、小型の商業施設では単純な場合もあります。今回は大型商業施設ではありませんが、単純なローカルシステムの現場の紹介です。

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規模の大きさよりも導入したシステムの違い

ネットワークでつながる

配属先の現場でローカルシステムを操作する機会があると思いますが、大きな施設だからローカルシステムも大変、とは限りません。

 

大きな施設であればあるほど、警戒する範囲も大きくなり結果、ローカルシステムも大規模なものになるのは当然です。

 

大型商業施設では、ロカールシステムで使用するPCや機械警備の設定などそれは覚える事が多いです。

 

新人警備員さんの苦労する業務の一つに、このローカルシステム操作があるのは間違いないですね。

特にパソコン操作に慣れていない人や、高齢者の警備員さんなどはここで躓く人が多かったです。

逆を言えば、PC操作に慣れている人は案外スムーズに覚える事が出来るかもしれませんね。

 

そのローカルシステムですが、小さな施設だからローカルシステムも単純とは言い切れません。

小さな建物であっても、導入したローカルシステム自体が大規模な場合もあるのです。

 

建物自体が厳重な管理が必要な場合、単純なローカルシステムでは守り切れません。

そうなるとどうしても複雑なシステムの導入が必要となり、そこで勤務する警備員にも複雑な仕組みを覚えてもらう必要があります。

ですが、大型施設では警戒する範囲が広い為に、ローカルシステムが単純化する事はありません。

 

人がかかわる業務が少なくなる様な、近代化をしていれば話は変わりますが・・。

警備員に求められる範囲の違い

握手する女性

システムが近代化すれば、人が管理する範囲も少なくなり大型の施設であったもローカルシステムを管理する警備員の負担も減るでしょう。

 

私が勤務していた大型商業施設のローカルシステムが複雑であったか、簡略化されていたか比較する物件がないので何とも言えませんが、個人的には覚えるのにそれほど苦労はしませんでした。

しかし、先ほども申した通り、PC操作に不慣れな人にとっては大変そうでありました。

 

また、勤務に就く現場によってはローカルシステムの業務を警備員に任せないような所もあります。

システムが備わっていて、なおかつ警備員も常駐しているのにもかかわらず、警備室にローカルシステムが置いてないのです。

警備室に無くてどこにあるのかというと、以前の現場では設備室にありました。

 

警備室と設備室が別々な場所にあり、ローカルシステムはその設備担当の部屋に設置されていたのです。

警備室にも一応、発報を知らせるだけの機械はありましたが、発報時にただ鳴動するだけです。

 

まあ、楽と言えばそうあのですが、なんか警備員に緊急時に何も期待されていないような疎外感はありました。

 

この様に施設警備員といっても、ローカルシステムの置いてある現場でも、警備員に業務を期待されている範囲はバラバラなのです。

ローカルシステムの違いで大変さが変わる

パソコンを操作し学ぶ

ローカルシステムが有るか無いかで施設警備員の覚える業務は違います。

もちろん、ローカルシステムのある現場で勤務した方が、警備員としての経験値があがり、どこか別の施設に配属になっても役に立つ警備員になれるのです。

 

これが、10年も警備員をしてきてローカルシステムの経験がないと

 

「今まで何をしてきたんだ」

 

と、使えない警備員の烙印を押されてしまいます。

1年以上でも警備業界に籍を置くなら、絶対に覚えておいて損のない業務だと思います。

それが複雑であればあるほど、のちの経験になると思って良いですね。

 

発報時の防犯設備の仕組みや、防犯機器の特性など、機械設備を実際に操作してきた警備員はよそでもその知識は通用します。

防犯設備自体、全国同じメーカーのモノを使用している場合が多いからです。

 

小さな設備で規模の小さいローカルシステムを触るだけでも良い経験になるでしょう。

自分の現場にローカルシステムが配備されているのなら、積極的に操作を覚える事をお勧めします。

 

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